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mujiの日記: 国立劇場 十二月歌舞伎公演

日記 by muji

の前に茂山千之丞逝去とな。6月に明治学院大学の武智鉄二シンポジウムの最後の方の対談だけ聞きに行ったが、富十郎よりも遥かに矍鑠とした姿が印象的だったのに。二人(と武智鉄二)で様々なしがらみに立ち向かってきた話すらシニカルな笑いに包んでいたなぁ。合掌。

  • 仮名手本忠臣蔵 大星由良之助本伝(かなでほんちゅうしんぐら)
    筋書外題には本伝云々はついてなかったが(つくわきゃねーなw)そこは一応チラシに従っておく。
    のっけから松の間で茶坊主4人が「何と皆さま」で大序と三段目裏門と若狭助の一件の説明だよ!orz
    最初の5分で ( ゚д゚)ポカーン
    つか先の話になるが結局南左衛門があんな使われ方ってどーなんだと。この場も南左衛門の講談にしてくれればよかったんじゃないかな。で、二段目も含めて語ってもらう、と。そんな覚悟(おおげさw)までしてたんで実に何というか中途半端で、あれだけのために大阪から呼ばれたのはねぇ…て感じ。あれなら琴調でよかったじゃん(ちょw
    • 三段目
      そんな幕開きだったんでいつもの薄縁ロール投げすらなかったのに気付いたのは四段目が終わってからorzあれも仮名手本の見せ場のひとつなのにそこまで省略とは。
      でもっておもむろに花道から大紋に引立烏帽子の師直ご登場ですよ。は、花道から? しかも大紋姿?? それどこの大序???
      いやね、判官いぢめてる最中に(鮒だ鮒だ鮒侍だ、をいった後あたりに)何故か烏帽子脱いで自分が座ってた葛桶の上に置いて大紋の両肩脱いで、なんてやってるんだもん。それって眉間を割られる為の準備以外の何物でもないぢゃん。そこまでやるんなら大序からやってほしかったし幸四郎も初役の師直なら大序で思う存分セクハラ師直を見せたかったんじゃないかなあ。つかセクハラ師直観たい(ちょwww
      前後するが師直が登場してから亀鶴の伴内が葛桶を持って現れる。今回みたいな変則パターンを通しに含めるかは非常に悩ましいところだが、通しで伴内役者が一人だけというのは滅多にない。去年10月の御園座で亀蔵がやったのがその数少ない例のひとつ。亀鶴は落人の伴内がよかったかな。七段目はちょっと軽すぎたかも。
      判官はこれも初役の染五郎。どこでスイッチが入ったかがまだ今ひとつ判りにくい。まあ、2日目だしね
       #そしてこの「2日目だしね」が最後まで尾を引くのであった(爆)判官だけじゃなくてねw
      .
    • 四段目
      通さん場掲示があって約45分間とまで書かれていたから時間的には諸士が一斉に入ってきたところじゃなくて駕籠が下がっていったところまでじゃないかと思われるが(御園座や歌舞伎座での通さん場は30分、大雑把に計測していたら諸氏が一斉に(ry)のあたりだった)、駕籠が下がる前に1階席の客席を立った輩が一人。係員に正面から出るなといわれて軽い抵抗があったようだが渋々一番後ろの上手側扉から出て行った。
      舞台上の面々には悪いけどつい目で追っちゃったよ。誰か観たくないのがいたのか知らんが通さん場で出て行くくらいなら客席で寝たらいかがか。
      閑話、ここはいくら幸四郎でも手を入れることの出来る箇所がないと見えて本日一番まっとうに観られたところかと。今回の力弥は高麗蔵だが染五郎よりも年下に見せているのが流石というか恐ろしいというかwもう50も半ばというのに。七段目でも観たかったなあ、ってまた話が先走るwそれにしても配役が多少入れ替わってるとはいえ去年11月の歌舞伎座と面子が被る被るwww友右衛門なんて2年連続原郷右衛門だし九太夫も2年連続の錦吾だし、四段目だけだが大鷲文吾も2年連続秀調だし(去年の十一段目は宇十郎だった)。他、由次郎だの男女蔵だの宗之助だの配役違いで2年連続がぞろぞろ。男女蔵なんて十一段目の炭小屋で2年連続師直見つけてるもんね配役違いなのに(爆
      ああ、2年連続で一番肝心な人を忘れていた。由良助だ(ちょwww)腹帯は緩める解釈だったっけ。
      石堂と薬師寺、配役を見たときには逆でもよかったんじゃないかと思ったが、流石は左團次、石堂らしい風格が。上意書を切腹後の判官の上に載せるとき、確か去年の仁左衛門は白扇の要を壊してから載せていた覚えがあるが今回は特に何もせずそのまま開いて載せていた。仁左衛門のことだから確たる根拠があってのことなはずだが。彦三郎の薬師寺も手堅い。つか左團次も彦三郎もどっちかつうと薬師寺なんだよねぇ…
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    • 道行旅路の花婿
      四段目の顔世が不自然すぎるくらい真っ白な塗り方(恐らくは敢えて不自然に見せるようにしていたのでは)だった福助、落人と七段目のおかるはまあ普通。あ、おかる矢絣の着付けじゃなかったね。
      昼食幕間が入るとはいえ判官役者が落人の勘平をつとめるってどうなんだろう……
      .
    • 七段目
      の、前に、すっぽんから南左衛門が登場して五・六段目のあらすじをさくっと語る。そのまま十一段目相当の討入りのくだりまで語っておしまい。時間にして5分ちょっと? ホント、これだけのために呼ばれたてえのはなぁ。染模様のときはもっと芝居に融合してて結構面白かったのに。まあそりゃ古典中の古典と新作も同然の復活上演とでは状況が違うにしても、これは構想の練り込みが足りなかったと思われても仕方ないんじゃないかなあ。勿体ない。
      さて本編、筋書の出演者インタで何人かが言及していたが釣灯籠のくだりから。即ち見立てなし。えええー。だから南座で普段見立てをやらない松嶋屋が見立てやってるのか???(違w)でもってまた幕開きで今度は仲居連中が「何と皆さん」だよおおおおおorzいやこれは巡業で観たパターンだからまだしも、1日に2回も「何と皆さん」ってどーなのよ???orz
      釣灯籠からとはいえ巡業やら何やらで何度もつとめている面子なだけに、ここもまあある程度は観られたかと。すっぽんを使う関係か、木戸を置くのが道具替わりの柝の合図が入ってからで、それの時間稼ぎに下座が風音を入れていたので、いつもなら柝の合図と共に竹本が始まるのが始まらなくて何か妙だった。聞き慣れた間ってあるんだねぇ。
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    • 十一段目
      先に筋書で「待とうぞ待とうぞ」が服部逸郎でも若狭助でもなくて石堂だと確認する。無論初パターン。
      まじっすか。( ゚д゚)
      締めの台詞はいつもの逸郎と一緒なはずだったのに何かその前と同じ台詞をいっちゃってたなぁ石堂orz一応由良助も合わせて受けてたけど。ま、2日目だしね。
      由良助、花水橋(ああこれも去年同様両国橋にしてないんだよね)を渡ってくるのが一番最後。石堂が一同を引き止めた後で出てくる。しかも幕切れは石堂単独ではなく通常と逆で、先に舞台の幕を引いてから花外で由良助が一人堂々と下がっていくパターン。ああもうとにかくオンステージにしたかったんですねわかりますorz
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      さて泉水の立ち回り。の前に今回は和久半太夫が塩冶浪士二人を相手に立ち回るのがつく。錦弥の和久半太夫がいい見せ場。
      毎度の逃げ惑いがあってから小袖を被った小林平八郎が花道まで来て浪士二人を相手にして、おやそこでもう顔出しますか錦之助。つか小袖の下の袴が結構前からチラ見えしてたんですが(ちょw)これねー、立ち回りのときは袴も小袖も相当短く着付けてたなー。去年の歌昇が筋書インタで、小袖を長く引きずっていると雪が舞って綺麗に見える云々と語っていた覚えがあるんだけどなー。やっぱりそれは踊りの腕に覚えがある人でないと出来ないんだろうなー(それをいっちゃーおしめーよorz
      三人が本舞台に戻ったところで児太郎の喜多八が花道から駆けつけてきて第一声。
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      (ノ∀`) アチャー
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      でもっていよいよ眼目の立ち回り。
      …………あああ初手から喜多八斬られまくってるよそれぢゃorz
      つかこれ省略なし? なしでこんな手だったっけ? あれ、首投げってこんなあとの方だったっけ? ああ雪合戦は今年は小林もきっちり応戦してるねこういうの好きそうだし(爆)…等々、度々 (ノ∀`) アチャー となるのを何とか堪えて、喜多八が一旦池に落ちて(えええ今年も二段落ち? 直接落ちないの?(とかゆ)、仁王立ちの小林が堂々と、
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      いけにすべっていけのなか、
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      (ノ∀`) アチャー (ノ∀`) アチャー (ノ∀`) アチャー (ノ∀`) アチャー (ノ∀`) アチャー
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      ま、2日目だしね!!!(半ばヤケw
      申し訳ないけど客席で笑いこけましたマジで。勿論極力声を出さずにw
      そのあとの台詞の声が半ば震えていたのは気のせいではあるまいwだめぢゃん本人が笑っちゃwww orz
      何か初日は最後にばったり倒れたときに鬘が飛んだらしいし、アレですか今回の小林は笑いを取りに行く方向ですか?(激違
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      つかね、あまりにも息が合ってなくてどうしてくれようと。こればかりは2日目だしねで片付く問題じゃない。結局、息の合わなさを補う為に錦之助がやたらと動いている印象が。小林は構えて受けないとなのにねぇ。喜多八は喜多八で首投げは全然投げられてないし、そのあとの巴投げもどきもまるで出来てない。あんまりだったんで帰宅後去年の十一段目を見返してしまったが、何とまあ萬屋(当時)次男坊アラフィーコンビの動きの素晴らしいことよ。改めて二人ともよく25日間あれだけ動いたものだとしみじみ感服。錦之助なんて毎日首投げされてた訳だし投げられ方も高さがあって綺麗に見えるし。そりゃ勿論もっとキレもスピードもあるコンビなんていくらでもいるだろうけど(ぉ)調べた限りではアラフィーコンビは流石にいなかったよ…年齢差では今回の34歳差も相当だが恐らく36歳差(富十郎と橋之助)が一番かと。ああこの二人も相当動きよさそうだな。やっぱり受けて立つ方がある程度上手くないとなんだろうなぁ(禁句orz
      さてこれが楽日までにはどうなっていることやら……
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