mujiの日記: 読んじゃったw
自重とかいっといて結局残りを一気に読んでしまった塩原多助一代記。
何しろど こ の 大 映 ド ラ マ か と、というくらい、あなたはいつぞやの、とか、お主はあのときの、とかのオンパレード。そこまで偶然重なるかよってな。しかもそれが全く強引さを感じさせない。南北に近いものがあるが南北ほど人物背景がわっかんねーーーとなることもない。話の運びに無理がないから、次はどうなる次はどうなるとわくわく読み進めることが出来るところからしても、圓朝が如何にストーリーテラーとして優れていたかがよく判る。落語というよりもうほとんど講談かと。
修身の教科書では倹約の一件しかクローズアップしなかったんだろうし、実際多助がハッピーエンドを迎えるのもその倹約あってこそだったんで間違いではないけれども、その部分だけじゃあ全然面白くない話と受け取られてしまうのも無理はないかなあと。そこに行き着くまでのあれやこれやがホントよく出来てて、倹約のおかげで店を持たせてもらってからハッピーエンドに至るまでもまたこれがよく出来てる。
これ、累ヶ淵終わったら歌さんに是非高座でかけてもらいたいなあ(無茶杉w
と、ひととおり話が頭に入ったところで、改めて戦後3回の上演と今回の配役を見てみる。
…ふうむ、戦後3回は修身の教科書に則って上演したようなもんだなあ。特に戦後すぐの上演2回は外題が「塩原多助経済鑑」(実際は旧字体表記)ってところからしても倹約の話をメインとしてそこにアオの話を強引に絡めたと見て取れる。52年前の二世松緑主演のときでさえ似たような感じ。初演時に五世菊五郎が多助と小平の二役を演じたときの筋が少なくとも戦後ではほとんど活かされていなかったような、つか小平が出てきてないからなあ3回とも。
で、今回は、三津五郎が多助と小平の二役に挑戦する、と。原作を読んでいると、ここどうやって二人同時に出すんだ? みたいな場面がちょいちょいあって、今回の配役と場割を見る限りではその場面は省略するのは難しいだろ、てなところもあるが、どう処理されるかも楽しみのひとつ。単純に吹き替え使って早変わりだけじゃ済まない場面だと思うし。それと、二役出すことで、初演時の筋を活かした構成になるんじゃないかと。それでないとまたただの倹約話になっちゃって面白くも何ともなくなっちゃう訳で。場割からしてかなり原作に近い感じってのが期待出来るけど、何しろ国立の補綴だから油断はならぬ(ぉ
そうはいっても昨年同様特設サイトを作ってきたあたり(45周年とかじゃないのにねw)、国立も何とかして観に来てもらおうと必死なのが伺える。地味だからねー話も役者も(大禁句www)そりゃあ補綴が面白ければいいんだけどね(以下略w
もうこのチラシにもなっている三津五郎の表情にやられっ放しなんだがw、見せ場はアオとの別れだけじゃあない。むしろそこだけが見せ場になっちゃあ面白くない。その前後が因果因縁で面白いんだよう! ああでも場割からするとその後のアオは説明台詞だけで終わりそうだな…そこまで出すとかわいそう過ぎるてえのもあるとは思うがむしろそこまで出した方がアオが本物の名馬だったとより涙を誘えるかと。まあ、その辺原作通りにしちゃうと今回は巳之助が大分気の毒なことになっちゃうからね…
気の毒といえばなりこまはっしーはOO7じゃないけど二度死ぬとはw三幕目で4人が欲望むき出しにしてくんずほぐれつするんだー楽しみー、ってこれだけだと一体どんな話かとwww
#配役が出る前に役者名だけ見てて、もしかしてこれまた錦之助と美吉屋が夫婦? とか思ったらマジそうだったよ(苦笑
#まあ今回は正確には夫婦じゃないんだが美吉屋にたらし込まれるって構図はまるで牡丹燈籠…圓朝噺の定番なのかーorz
読んじゃったw More ログイン