mujiの日記: 東京方言でもあるが
やや旧聞に属するが鼻濁音の話。
このコラムに引かれている新解さんの用例でも東京語とされているように、明治政府が所謂標準語を作る際に東京方言から持ってきたという説がある。文中にもあるように北関東では使われないし。
#文中のアナウンサー云々の件、最近の若手アナは出来てないのいるよー。:-(
だがしかし伝統芸能での発声は基本鼻濁音だったりする。西日本は鼻濁音が行われていない地域が大半なはずだが、多くの伝統芸能の発祥地が鼻濁音が使われている地域の南限に相当するからってのもあるのかな。なもんで台詞が鼻声とかいわれちゃったりもするんだが、そういわれること自体鼻濁音が衰退している証のひとつでもあるわなあ。
で、衰退しているってのは年代的なものもある訳で、つまりは若手の歌舞伎役者中心にちゃんと出来てないのが増えつつある、ということ。エントリでもしばしば話題にするが、若手のみならず中堅クラスで出来てないのもいるし。とはいえ最近は気を付けているのか、以前ばっさりやった歌昇がここのところはほぼ出来るようになったのは襲名効果のひとつでもあろうし(しかし親が相変わらず半分程度しか出来てないんだよなあ…又五郎の唯一ともいえる弱点かもしれず)、他の同世代で以前はまるで出来ていなかったのがかなり出来るようになってきているのもいい傾向だと思う。
ただ、普段あまり出てこない「け゜」「こ゜」あたりはどうしても弱くなっちゃうねー。「か゜」は一番判りやすくかつ頻出することもあって意識しなくても出来てる感じだが、日常生活で鼻濁音を使っていない世代が舞台上でだけ使おうとするときっちり意識しないとなかなか出来ないだろうし。
上記コラムでなかなか洒落た一文があった。
ささいなことであって目くじらを立てるような問題ではない、という反論も予想されますが、「がさつ」の「ガ」と「優雅」の「ガ」は、やはり違う。「優雅」に鼻濁音を用いなければ、どうしても少し「がさつ」な感じになります。
ここでも「か゜」が例になっちゃってるが、なるほどね、とw
#声張ると鼻濁音でなくなることもあるからねー。「く゜」あたりかなり難しいかと。
#まあ、確かに「ささいなこと」かもしれんけど、伝統芸能のみならず言葉を使う職業の人はまだまだ気にしてほしいなあと思う。
#いずれ淘汰されるにしても。
#蛇足:「でんとうげいのう」「とうきょうほうけ゜ん」だね。前者は複合語でも語頭扱いになる例かと。方言は語中なので「け゜」。
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