mujiの日記: 歌舞伎座新開場杮葺落 鳳凰祭三月大歌舞伎
角書きには更に「歌舞伎座松竹経営百年」「先人の碑建立一年」と続く。成駒屋襲名披露がすっ飛んだ苦心の跡が伺えるねぇ…
ということで初日おめでとうございます。
仮に襲名披露が予定通りだったとしてもこの演目は出したかな、てな対面。
「園の梅」がとてもがっかりだったのでそのままの空気を引きずった感。いくら便利屋でも無難にこなせても工藤はなかろう。ニンではない、てのはこういうことか、と。
五郎が先月のお疲れをこれまたそのまま引きずってるかなって感じ。かどかどで何となく流れちゃってる。声も例によって時代物の発声だと不明瞭。声といえば十郎の発声が女方そのままなのはどうなんだと。そもそも十郎振る必要があったのかと小一(ry
無難にこなしてたのは舞鶴と虎と鬼王くらいかなあ。少将が酌しに行くときに、虎も舞鶴も自分の位置から目線だけ配ってたのが、ああみんな気にかけてるんだねえ、と。そりゃそうだよねえ本来なら今月父親と一緒に襲名披露だった訳だからさ……
と、ぱっとしない対面のあとの身替座禅。
菊五郎自在。融通無碍とはこのことかと。
身体的にはもう相当厳しいと思う。吉右衛門と二人して膝を庇いながらの踊りは正直観ているのが辛い。吉右衛門は以前からそうだからともかくも、菊五郎が姿勢を落とすときに膝から着地する姿なんて観たくなかったなあ…何度もいってるけど昨年4月の弁天小僧での立ち廻りが致命傷だったかと。
では、あるけれども、それを補って余りある自在さ。都合15回目の右京。勿論現役最多、だが、意外なことに東京では8年振りだったとは。その8年前、一応観てはいるが、印象に残っているのは仁左衛門玉の井(笑)。印象に残っているといえば初めて観た身替座禅が富十郎・吉右衛門コンビだったが、何しろ吉右衛門玉の井がキョーレツ過ぎて富十郎の印象がほとんど残ってないという(爆)吉右衛門玉の井はそれ以来だから11年振りなのか。もっと大仰に作っていた気がするが今月はかなりの美人(ちょw
あ! そういやまた吉右衛門台詞改悪してた! 太郎冠者尋問中、有り体に申さば、てのを「正直に申さば」って何でそう勝手に判りやすくするかなあ! 最初聴いて、あれ、もしや台詞出てこなくていい換えた? とか思ったら2回目も正直にっていってたからなあ。何でこういうことするんだろう……
そういえば初日ならではというか、千枝小枝の踊りを観るんで玉の井に手を取られてうんざりしながら上手に座を占める右京、て場面で、先に吉右衛門用の合引がすぐにセットされたものの、ふと見れば右京が蔓桶に「座ったつもり」の姿勢になっていて……w
吉右衛門の後見は真っ青になってるし何より吉右衛門本人が菊五郎の後見を手招きしちゃってたし、ちょっとこれいくら初日だからって…まあ何といっても傑作だったのは空気椅子ならぬ空気蔓桶の菊五郎だった訳だがwwwww
封印切。
あっっっったりまえだけど先月とは雲泥の差。
雲泥は少々大袈裟にしても山城屋にはかなわんわ、てな。テンポも空気も違う。
2階から駆け下りてくるのをはらはらしながら観ないとならんのがアレなんだが(^^ゞでもフツー80過ぎのじいさんがあの急な階段を駆け下りてくること自体まずないことだからなあ……
二人藤娘は二人で踊る必然性が感じられませんでした。いじょ。
あ、詞章は成駒屋系。
(とりあえずー
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