mujiの日記: 歌舞伎座新開場一周年記念 鳳凰祭四月大歌舞伎・幕見
初日おめでとうございます。
そうか新装開場してから丸1年か。ということは襲名初日から丸7年か。しみじみ。
#またいってるw
上演時間はおおよそ見当をつけてあったのでまあ普通に行かれれば女伊達からだな、と予測はしていて実際その通りだった(一條大蔵直後の幕間から余裕で入れた)けど、幕見料金が出たのが昨日の深夜って随分もめたのか? ってな。うむ、確かに割り振りとかもめた感じがする。
そうはいっても昼の舞踊40分と夜の舞踊15分とが同じ800円てのはいかがなものかと。しかも昼は大和屋復帰演目だし。これ、例えば夜は600円にして、一條大蔵1500円髪結新三1900円でもよかったんでないかね。
女伊達は特筆することなし、というか、所作ダテに初日感があったなあ、てなくらい。
男伊達2人の番傘が萬屋蔓方喰だー、とか、立ち廻りの番傘はよろずや仕様でだからこれを先月の立ち廻りでも(ry)とか、立ち廻り衆の浴衣が桐蝶散らしでわあいいなー反物あったらほしいなーとか(ちょw
さて髪結新三。
序幕の結納のくだりを半分以上カットしてきたのには唖然とした。ひどーい。あの「お先に帰らせて…」えへん、えへん「…あ(^^ゞおひらきといたします」がいい雰囲気なのにー。それ以前に一番最初の会話で白子屋が左前って判るようになってるのにー。幕が開いたら藤兵衛もお常も善八っつぁんも板付きだなんて何だそりゃ。
#まあ、何となく事情は判らんでもないけどねこの顔ぶれ見ると…
秀太郎の声が若干荒れてた感じで3階まであまり届いてこなかった。大丈夫かな。
お菊が芝のぶで、なるほど名実共に児太郎お熊のサポートだなとw原作ほどの芯の強さがあまり感じられなかったが、現行上演ではお熊の下女以外の何者でもない扱いになっちゃってるからあれくらいでいいのかな。児太郎は当人比で随分台詞も化粧もよくなったなあという感じだったが如何せん首回りのごつさが…(^^ゞ痩せろとはいえないし、もう徹底的に身体を殺してもらうしかw
橋之助の忠七、発声も表情も神谷町成分が一段と豊富になっていてうひゃーと(^^ゞ若い発声にしたいんだろうが、そうなると口跡よろしくなくなるんだよね…少々うるさくも感じてしまったくらい。もう少し落ち着いたトーンでもよさそうなものだが。トーン落としても決して強そうにはならないだろうから何しろ相手が相手だしw
その相手となる幸四郎新三、登場は現行上演でのやり方通り下手から。勘三郎が平成中村座で見せた原作通りの花道からの登場っていつ頃からなくなったんだろうね。特に不自然なところもないし不都合もなさそうだしちょっとナゾ。丁稚の長松が呼びに来るくだりは孫に無理矢理手を引っ張られるじいじという感じで大変嬉しそうでございましたよ、ってそのまんまやんかwww
永代橋の場。
走らせていた駕籠を本舞台にかかってから呼び止めて、わざわざ垂れを上げて中の猿ぐつわかまされたお熊を見せた上で黄八丈の裾をしまって垂れを下げ、駕籠と共に橋を駆け抜けていく勝。
一連の動作を観ていて、まあ何とお上品な勝奴でしょうと(笑)駆け抜け方に年齢が出てしまうのは致し方ないにしてもね(それをいってはw
つか、お熊を拐かして人目に付かないようにしてるのにそんなはっきり見せちゃっていいのかとwいかにも高麗屋らしい「わかりやすい」やり方。そのときに周囲に目を配る頬被りの勝が今まで観てきたどんな勝よりも男前すぎて卒倒しそうだったのはナイショ。
そのあと、新三が傘づくしでプロンプついちゃったり、足蹴にされる忠七が段取りめいてたのはまあ初日だからということで。
新三内以降からは本格的wに勝観察。
大変お上品で奥ゆかしい勝でした。ってそんなん勝奴ちゃうわwもっと伝法でいいでしょ。アダルティな勝かと思えば妙に子供っぽかったりもして、ああまだ方向が定まってないな、と。橋之助と同じく発声を若作りにしようとしていてそれが裏目に出た感も。声が前に来てなかった。
全体的に、段取りを間違えないようにこなすのに気を取られていた感。やること多いからねえ。まあそれは何も錦之助に限ったことではなくて、幸四郎も、嫌々交渉に来た歌六の源七も、彌十郎家主も萬次郎おかくもみんながみんな互いの出方を伺って牽制し合っていた結果話の流れがよどんじゃったかなーって感じ。萬次郎の破壊力wなんてあんなもんじゃないのに。そんな中でも彌十郎は今までになく強面感を前面に出してきてたなあ。かなり愛嬌を殺していた。先月の国立優秀賞でのってるかなw
その家主と新三との一騎打ちwクライマックスで幸四郎は「大家さんには敵わねぇ」をいわなかった。何だったかな、かなり悔しそうな表情で「形(なり)もでけぇが太ぇやつだな」みたいなことをいってて、ああ彌十郎の家主だからそんなのに変えたか、と思った次の瞬間でけぇ家主が
「俺の太ぇのを今知ったか!」
この一喝でシンクロしてこけた新三と勝に(特に勝のこけっ振りに)不覚にも吹いたwなるほどーこの原作通りの台詞をこういう使い方する手もあったかー。
ここは、というかここに限らず、新三と勝のコンビネーションが噛み合ってくれば話の流れもどんどんよくなってくるだろうし、やり過ぎない程度の笑いも取れるだろうし、今後に期待したいところだけど大丈夫かなー(ちょw)コンビネーションというか、ほぼ勝が新三に合わせる形になるだろうから、とーっても大変だと思うけどwww合わせるったって遠慮は無用だけどね!
ちなみに閻魔堂橋での最後はこれ切りにて。先月と違ってすっきり拍手出来るこれ切りだったなあ(それをいってはw
#今日の勝のツボ。
#箍のゆるんだ小父さんかーは割と普通だったが、そこで新三にわざと叱られてそうでしたっけねーときたのが!www
#もう表情から言い回しから爆弾小僧キター! みたいなwそのノリが続かないのがまだ初日だからなんだろうなあ。
#それと鰹攻防戦の最中、考え込んでいるうちに姿勢がまあーるくころんとなるのがかわいいの何の。
#うーん、だから、アダルティな勝でいってもいいと思うけど、そういう仕草やいい方は殺してほしくないんだよねえ…となるとやはり爆弾小僧路線かw
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