mujiの日記: 歌舞伎座新開場一周年記念 鳳凰祭四月大歌舞伎
あっ、全幕観るのは昼の方が先だったかw
壽春鳳凰祭、角書きに「歌舞伎座新開場一周年記念」とある。
で、平安朝の舞台面を眺めていていろいろと思い当たることが。
つまりはこれ、1年前の壽祝歌舞伎華彩(鶴壽千歳)の番舞なんだよね、と。
#番舞って用法はw舞楽ちゃうねんw
だから女御といっておいて時蔵の衣装が女帝そのものだったりする訳で。鳳凰をいただいた金冠に鳳凰を意匠化した紫の紗の水干。山城屋が1年前に雌鶴としてまとった衣装の色違い。もう一人の女御の扇雀が1年前の魁春のポジション。染五郎の春の君の代わりに大臣として橋之助と錦之助。
ああ、歌右衛門襲名がそのまま行われていれば、新歌右衛門が女帝で時蔵と扇雀の女御を従えてたんだろうなあ、とか。襲名役者が朝一から出るかどうかはさておき絵面としては申し分ないし。そうなると大臣は翫雀・橋之助だったかもしれず。あるいは翫雀が別ポジションに入ったか。で、あれば、最後に我當親子を出す必要もなかっただろうなあ。立場上帝と従者の扱いだったが、時平の福笑(違)のときより更に動けなくなっていてもうこれは……的な。
若者4人で1年前も出ていたのが梅枝・萬太郎兄弟。ほほう、そういう扱いなのか。
やー、何かね、諸々考えさせられちゃったね……orz
#それぞれが控えているとき、手先まで気を回していなかったのが橋之助と隼人。貴人は極力肌を見せちゃいかんのじゃないですか?w
#隼人はいい手本が身近にいるのに。そういうところは見習わないとw
#そのお手本は一分の隙もない直衣姿での待ちの姿勢。橋之助の隙だらけの姿勢と好対照過ぎ…
#そいやお手本(呼ばわりかよw)、女帝、じゃない女御の踊りをガン見してましたな。弟として気になるのかしらん。
鎌倉三代記ってこんなに判らない話だったっけ……orz
歌舞伎でかかる場が現行上演だと絹川村閑居だけなのが余計判りにくくなっちゃう要因だろうなあ。それを補うために今回は高麗屋の意向で幕開きに状況説明を入れたってんだが却って冗長になったきらいが。桂三が富田六郎として状況説明をしていたがかなりの長台詞でプロンプついてたし。
魁春時姫は何十年振り? ってのが意外といえば意外…確かに三姫のうち一番出ない芝居だしねえ。遠目で観ている分は赤姫らしくていいんだけど(それ以上いけないw)うーん、ただ、何だろうね、何かが違うというか足りないというか。華、と一言で片付けられるものでもなさそうな。それは梅玉三浦之助にもいえることで、この兄弟が並んでいる絵面はそれはそれは品格のあるものなんだけど、というか品格とっても大事なんだけど、うーむうーむ、てな。
…と、これもはたと気が付いた。他の顔ぶれからしても本来時姫は新歌右衛門でもおかしくはなかったのでは。歌江に幹部昇進披露の歌女之丞に河村兄弟。何という岡本町追善。うわー、もうね……
そいや歌女之丞(おめでとうございます)、昼夜とも乳の下に懐剣突き立てて「苦しき息をほっとつき」なんだなあ、と(^^ゞ
#あれ、高麗屋は???w
#ぶっ返ったの観てて、なるほどねー夜にもぶっ返る話があるからやりたかったんだねーとか(違w
靭猿は三津五郎が花道から姿を現したときの万雷の拍手に尽きる。これが6月初日はもっと凄いことになるんだなあと……
子猿は今月は一般子役2名交代だが、今日の男の子はなかなか達者。もう一人は一昨年の博多座で出たときにつとめていた女の子なんでやはり腕を見込まれたんだろう。絡まれてびびる又五郎の女大名があまりどぎつくない化粧でそれなりにキュート。あれ、又五郎って玉の井やってはなかったよね…今日のを観ていて、これ玉の井いけるんじゃないかと。むしろ全然問題ないんじゃないかと。えーそれなら小川家次男坊アラ還コンビ(ああっもうアラフィフぢゃないっ!orz)で観たいなあ。本興行じゃ無理だろうから(ちょw)巡業で出したりとかしないかなあ。
それにしても巳之助が顔の仕方変えたんだかえらくきりりりりとしてたなあ。親のこともあるだろうけどそれ以上の何か。
曽根崎心中は傘寿超えた人間があんな素早い裾の翻し方するなんてもう奇跡と鹿(そこかw
久右衛門が左團次で、プロンプついてたのはさておきで上方勢の中でいいんだか悪いんだか…、と観ていて、二人がいなくなったと判って戸口で「死ぬなよ…!」と絞り出した瞬間はたと思い出した。
そうだよこの役竹三郎だよ! ああ何か微妙に引っかかるものがあるなあと思ってたけどそれだよ!
いくら山城屋の至芸を堪能するからったって周りが…いや高島屋が悪いってんじゃないけど…ねえ。周りといえば下女の寿治郎もいつまで観られることか。こういう人こそ雰囲気作りに欠かせないのに。
幕切れは楽日のカーテンコールを予感させるものがありましたな…まあ、確実にやるでしょ(ぉ
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