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書籍

mujiの日記: 復習するは我にあり

日記 by muji

早いとこ「建て付けが悪いなぁ」を補完しておかないとなんだが、それよりも今月ずっと気になっていた箇所とそれ以外にもいろいろ復習したくてまた借りてきた黙阿弥全集第11巻。

ということで原作が矛盾してました
お菊が「お見世の手代忠七どのへ」というのも、傘尽くしの中で「うぬがやうな間抜な奴にも忠七さんとか番頭さんとか上手をつかつて出入りをするも」というのも、源七親分が「お前は白子屋の番頭ぢやァねぇか」というのも、全て原作通り。や、そうでなきゃ、あれだけ堂々と矛盾した台詞は吐かないでしょ…
しかしまあ、昔は結構細かい台詞やら何やらがアバウトだったにしても、手代と番頭と一緒くたってのが今に至るまで罷り通っちゃってるってのも何というか。そういう細部に気を回さない作者ではなかったと思うが、忠七が白子屋に帰ってきたときのト書きに

(前略)此の以前よきほどに下手より忠七羽織着流し、手代の打扮(こしらへ)にて出来り、(後略)

とあって、ここから既に手代と番頭と一緒くたになっちゃってるなあと。現行演出では着流しで前掛け姿だから問題なく手代だけど、羽織着ちゃってると番頭になっちゃうからねぇ。
 #というか羽織が許されるのは番頭になってからだし。
そもそも所帯を持つのが許されたのが番頭になってからな訳で、だからこそ忠七は婿取り云々があったにせよ最終的に駆け落ちを決意するんじゃないかと。手代だから現時点ではどうあってもお熊と一緒になれないちうことで。
そこまでの話にしておきながら永代橋で番頭に出世しちゃってるってな、ねぇ……話の大勢には関係ないとはいえ。あっ、しかも、大岡裁きまでいくと他ならぬ越前が「白子屋の手代の者か」なんていってるよ! なんのこっちゃー!(^^ゞ
もしや当時の慣習でヨイショするときには番頭呼ばわりしてたとか??? そりゃあなさそうだけどなー。

あとはぱっと目についたところといえば源七親分、今回だけかは判らないけど(いつもそこまで気にしてないしw)、四十の坂を云々といってたから四十代設定なのが原作では「五十の坂を」となってて、大岡裁きでは自分で「當年五十二歳」っていってる。現行演出では敢えて十歳若くしてるってこと?wうーむ、これは原作通りの方がいいような気がするなあ。でないと20代前半と思われる勝が小父さん呼ばわりするのがいまひとつ説得力がないし。新三が30近いんだったかな。で、忠七が23、4って大岡裁きで出てくるから勝とほぼ同世代かと。ああ、忠七の年齢からいっても番頭じゃあないなやっぱり。

(もうちょい追記予定w

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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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