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日本

mujiの日記: 国立劇場第八六回歌舞伎鑑賞教室

日記 by muji

先月に引き続き社会人の日に行けるかアヤシくなってきたので今日の午後の部を観ることに。
2等席でもそれなりに余ってるんだねと思ったら2階1等席の後方がかなり空いていた…今年の鑑賞教室完敗じゃん国立……orz

で、解説も本編も完敗ってどうしろと。
殊に本編。これ観るんなら巡業の吃又観ろと。巡業も各地まだまだ席余ってるはずだから!orz

さて、まず解説。久々に対象客層と年齢差のある担当宗之助。
宗之助本人には何の文句もない。解説慣れしてるし。だから客席が無反応であっても慣れてるだろうし。
ただね、先月も今月も感じたけど、何だかんだで「監修:河竹登志夫」って重きを成してたんだなあ、と。
あまりに解説の流れが通り一遍すぎて、せっかく例の踊る大捜査線からこれまで創り上げてきた若手メイン解説の雰囲気が消え去ってしまったのがどうにもこうにも。今月の工夫としては、現代劇の一人芝居と歌舞伎とで同じようなシチュエイションを見比べさせるって取組があったが(真夏の怪談と称しての寸劇)、どうせなら現代劇も宗ちゃんにやらせればよりインパクトが強かっただろうにね。同じ人なのにこれだけ違うことが出来るって歌舞伎役者パネェ、みたいな。
 #何も現代劇担当(パンフにも名前が出ていたこの御仁)がどうこうてんじゃないけど。
 #どんな伝手で今回の出演と相成ったやら。趣味が歌舞伎鑑賞ってあるから紀伊国屋か元番頭あたりとのつながりか…
今日の午後の部は大学生メインだったようだがホント反応が薄かった。だからこそ宗ちゃんに両方させれば(ry)とまで思っちゃうくらい。

そして本編。
もう、とやかくはいいたくない。巡業観に行ける環境の人は巡業で吃又観てほしい。
だから高砂屋に吃又なんて土台無茶だったんだって……orz
河内屋のやり方を踏襲しつつ自分の工夫も、だったようで、着替えのときにおとくでなくて下女がほとんど着替えさせるのがどうやら河内屋のやり方だったらしい。かつて平成中村座で仁左衛門が勘三郎と組んで出した吃又でも下女がいたようだ。同じ上方でも成駒屋系統だとそっちの工夫じゃなくて手水鉢を斬って吃りの根を絶つってやり方(確か本行がそうなんだよね)だね。こういうところ、いろいろあって面白い、といいたいところだが何分にも義太夫狂言の濃厚さが全くない今回の吃又、下女まで出してはおとくとの心情のつながりがそこで一旦切れちゃってね。他、いろいろなところで、河内屋のやり方なのかなといういつもとは違うやりかたが見受けられたが、とにかく悪いときの高砂屋全開状態。なまじどんな役でも適当にこなせる人なだけに適当にこなしちゃってる。
最大限、プラス方面の見方をしてみれば、これまでに聞いたことがないくらい明瞭な発音の台詞回しも、江戸の昔は障碍者イコール知恵遅れと思われていたが故のあの台詞回しではなく、純粋に吃音者としての台詞回し(だから最初の発音だけが引っかかる)にしたのかもしれない。河内屋がそう解釈していたのかもしれない。ううむ、こんなところで平成中村座をパスしたのが悔やまれるとは……
 #義太夫狂言にはとことん拘る仁左衛門がどう演じたのか、なんだよなあ。

おとくはおとくで今回の座組においては孤軍奮闘状態だった感があるが(初役でもないし)、大頭の舞での鼓が途中からあれあれ~? 状態に(^^ゞマイ鼓で、最初のうちはタとポで打ててたのに、手数が多くなってきたあたりから打ち分けは出来ないし構えの位置が胸の前になってたりしたしorz不器用なのは判ってるけど鼓くらい最後まで肩に担いでいてほしいよなあ。
将監と北の方もどっちつかずだったし、修理之助が思いの外冴えなくて意外といえば意外だったし。いやね、正直、梅丸のことだから隼人よりもきっちり作ってくるかと思ってたんだけど(ちょw)、流石に師匠相手で固くなっているのか教わったことをなぞるので精一杯の印象。印可の筆への思い入れや、他の場面での感情が表に見えてこなかったのも意外。これから変わるかな。
雅楽之助は手負いを強調したからあれだけキレのない動きだった…と好意的に解釈しておこう(爆)。何なのあのもっさりした雅楽之助。松江は襲名してからの方がいまひとつな気がするんだがどうなん? しかも初役じゃないらしいし。初役じゃなくてあれなのか…うううむ。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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