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書籍

mujiの日記: 女ほげほげ

日記 by muji

昨年末以来月1ペースで何かしら借りてきている黙阿弥全集。
読みたい作品だけ読んでるんでいずれまた借りてきて他のも読もうってのも多いが、今月借りてきた第5巻、9月の御所五郎蔵の予習にと思っていたら思わぬ拾いもの。いや拾いもの呼ばわりもアレだがw
本名題を「忠臣蔵後日建前(ちゅうしんぐらごにちのたてまえ)」というその話、通称女定九郎。これはこれは!

歌舞伎には男が主役の話を一種のパロディとして「女ほげほげ」として上演するという一ジャンルが存在するが(ジャンルとしていいかどうかはさておきw)、昨今までしばしば上演されるのは女暫くらいなものか。昨年の竹三郎の会で元亀が女團七を復活させてこの11月に本興行に持ってくるなんてな稀な例だろうし、昨年3月の女清玄も上演頻度はかなり低い。しばらく前なら女鳴神も10年に1回くらいは出ていたが約20年前を最後に途絶えたままだし、一番新しいところでは山城屋襲名の南座で女車引が出ているがそれにしたところで「珍しく」という前置きが付く。で、公演DBを見るに、かなりの確率で紀伊国屋が絡んでくるんだよねえ。こういう珍品扱いの作品を積極的に手がける人が今はいないってのがね…(´・ω・`)
ああ、そうか、生前の九世宗十郎が「あたしが死んだら歌舞伎は滅びる」という主旨の発言をしたのもあながち大ボラでもなかったということなのか……

でもって女定九郎もご多分に漏れず戦後復活上演したのは訥升時代の宗十郎。というか戦後記録の残っている5公演は全て宗十郎が手がけたもの。最後が1983年5月御園座だからもう30年以上も出ていない。じゃあつまんない話かというと決してそんなこたあない。黙阿弥原作を読む限りでは見事な五・六段目パロディにして後日談。これ、例えば、昼に五・六段目出して、夜の切りで花形が手がけるとかやったら面白いんじゃないか。弥作の鎌腹もそうだけど、元ネタが判らないからといって出さないてんじゃなく、同一月に出して昼夜とも観に来てもらうくらいの工夫はしてもいいだろうに。まあもっとも現状じゃあそこまでやってる時間も余裕も労力も人出もないだろうけどね。
そうやって上演されなくなっていく演目がどんどん増えていくてのは(ああ何か同じようなことを何度もいっているような(なので以下略

 #その1983年5月御園座上演、配役見たら山田角平が信二郎だったwww
 #猿之助公演と銘打たれてたからかあ。にしてもこんな珍品に出てたとは何というかまあw

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