mujiの日記: 手織と機械織とは違うのです、偉い人には(ry 5
表のストーリーにモデってしまってコメント出来ないのでこちらで。
今回問題になってるのは爪掻綴とは違うんだってば…
帯に関してはざっくりいうと
爪掻本綴織 ⊂ (手織の)西陣織 ⊂ (広義の)西陣織
ってこと。
というか爪掻綴って綴れ織の一種に過ぎないし、綴れ織は西陣織だけにある織り方じゃあないし。なので上の表記も正しくはない。織り方の一名称を「西陣織」と同列で話そうとするからややこしくなる。
ただ、爪掻綴が何でそんなに大仰に扱われるかというと、単なる手織とは一線を画していて(いやここで「単なる」というと他の手織西陣に大変失礼なんだが)、「爪」で「掻き」ながら「綴る」織り方、つまり普通の手織なら筬で緯糸を寄せるところを爪で掻いて寄せていくんである。それだけ手間暇かかりまくりなんである。多分想像が付かない人がほとんどだろうから職人の爪が載っているサイトを挙げておく。
#ちなみにここの織元の名前、関東方面ではまず見かけないなあどんだけ老舗なんだと思ったら案外新興勢力?
#つか小川英ってどう転んでも太陽のメイン脚本家なんですが(ちょw
なお、西陣織工業組合が定義する西陣織の品種はこちらで。
とはいえ、組合が発行する証紙も爪掻綴と他の西陣織とは違うところからして、爪掻綴が手織の西陣織の中でも特別なものということが伺えるかと。京袋帯も色が違うが織り方は基本的には黄色証紙のと同じなので、濃い紫の証紙を見かけたら職人技をとくと堪能出来るいい機会。まあ、その辺の店にはまず置いてない。置いてあっても証紙付の西陣爪掻本綴織なんて逆立ちしても手が出せない。そういう代物。
では今回騒ぎになった機械織のはどうなんだ、というと、それはそれでそれなりの価値はある。だって基本的には原材料正絹だよ?
織のパターンが保存してある、といっても、聞いた話では確かワンロット6反だか12反だったはず。つまり、機械織でも、一回の生産で同じ柄物は6反(もしくは12反)しか織らないということ。そんな飛ぶように売れるものでもないからね。
機械織でそんなだから手織となるともうね(ry)と、手織はまた別の話なので置いといて、表のストーリーのコメント見てて、だからヲタは嫌われるんだよなーと思ったのもいくつか。織元の関係者が全て織機のスペックやら動作環境やら判ってる訳じゃないんだし、というかむしろそんなんさて置きで自分が行う作業に必要最小限な操作だけ覚えてるって人が大半だろうし、そういう相手に向かってただフロッピーが足りないってんじゃわかんねえよっていうのもどうかと。
#まあね、ツイ主の呼びかけ方もいまどきのわかいもの()だなあとは思うけど。LINEの感覚だよね。
#でもね、フロッピーって単語しか知らないレヴェルだとあの程度のやりとりになっちゃうと思うよ…すらど民には信じられないだろうけどw
#他にもいろいろいいたいことはあるけどとりあえず今日は寝るw
一瞬 (スコア:2)
フロッピーディスクの中の不織布のことかと…
色々すみません (スコア:1)
Wikipedia斜め読みしただけの脊椎反射的コメントでやらかしてしまい、申し訳ありません。
いろいろ調べたりコメント読んでいて思ったのですが、伝統工芸品として保護するにあたってジャカード織機のメーカーに対する補助が足りてないんじゃないかなぁと。
コントローラー交換で保証対象外って、要は織機部分の保守で儲かってないってことなんじゃないかと思うんですよね。
メーカーは保守止めたがっているけど、今までの付き合いで保守続けてきたし。でもその付き合い無視して他社製コントローラー乗せるんなら保守する義理もないよねって。
ところで実際の自動織機のオペレーションがどういうものかは存じませんが、おそらく全自動化可能なものですよね?
ワンロットの成果物が少なくとも、オペレーションレスであれば量産は容易ではないかと思うのですが。
そのような効率化に対する開発への投資ができなかったということも含めて、織機メーカーを蔑にしすぎていたのではないかな、と思うのです。
Re:色々すみません (スコア:1)
いえいえ。
恐らくはIT業界以上に知られていない世界でしょうからw>呉服業界
私とて単なる一ユーザなので大した知識もありません。
まあ、無理矢理こじつければ、織り方と西陣織との関係はプログラミング言語の一言語と各種ソフトウェアてな感じかと(^^ゞ
「伝統工芸品」というのがまた曲者でして。
このラベル [meti.go.jp]を貼付して流通させられるのは原則手織ものだけなはずです。機械織は対象外。
なので、極論してしまうと、機械織がなくなっても「伝統的工芸品」としての西陣織は存在は可能です。
#伝統的工芸品の定義はこの辺 [meti.go.jp]で。
勿論、手織だけで喰っていけるかというのは全くの別問題。証紙で飯が喰える訳じゃあないですし。
そして更にやっかいなことに、喰っていくために機械織で量産するという代物ではないのです。
日記にも書いたとおり、ひとつのデザインで一度に制作されるのは6反(or12反)のみ。どういう事情でそういう作り方になっているかまでは業界の人間ではないので知りませんが一種の慣習と思われます。
また、量産しても普通の洋服のようにほいほい売れるものとは違いますし…値段もさることながら、ごく基本的な手入れさえ怠らなければ軽く半世紀以上現役で装えるものなので。一見贅沢に思えて、減価償却はしっかり出来るものでもあるのです(笑)。
1反は名古屋帯の反物ならおおよそ4.6mから5m。6反なら約28mから30m。実際に市場に出回る長さなので織られる長さはトータルでもう少し長くなるかと。といっても50mも織らないはず。
業界としては「たったの」数十mのために全自動化する必要性を感じていないと思います。それが今の状況を招いてしまったものだとしても。
むー、全くまとまらなくて書き逃げ同然ですがorz
声高に機械織を残せとはいわないしいえない、でも消滅させるものでもない、てな感じですかねぇ……
伝統的な産業って残ってほしいなぁ、と思うけど (スコア:1)
伝統的な産業って残ってほしいなぁと思うけど、
買い支えるだけの余裕が無い。
お金持ちのみなさん、もっと買ってあげて下さい。
屍体メモ [windy.cx]
Re:伝統的な産業って残ってほしいなぁ、と思うけど (スコア:1)
そして私にも買って下さい(ぉ
爪掻本綴帯、一応2本持ってるけど1本は証紙なし(なので西陣産でも格安)、もう1本は西陣技術者監修の元での中国産。
結局は自己満足なのでw現状ではその程度で十分でございます。