mujiの日記: 明治座 四月花形歌舞伎
葛の葉、葛の葉姫で出てきたときの七之助の声を聞いて、うわ児太郎そっくり! とびっくり。女房葛の葉と比べるとかなり高めの発声だったんで。
いや、逆なんだ、児太郎がそこまで出来るようになったんだよね(^^ゞつか声が似てくるってのはやっぱり親戚だなあと。
んで、声はまあいいとして、早替わりの拵えのせいもあってか葛の葉姫の顔立ちがえらく男っぽく見えてねえ…盆が回って着替えてきた女房葛の葉が出てきたときの足下が男でねえ…パーツで判断するのはアレだけどパーツが女に見えないのはイタいよなあ。いくら情感たっぷりの台詞回しであっても。
曲書きはもう少し豪快に書いてもよさげな。段取りに追われて字が小さくなっちゃってる感。でもまあ諸先輩方でもっとアレなのがあった訳で(おっと誰か来たようだ…)今回は保名に回っている梅枝もゆくゆくは葛の葉を手がけることになるんだろうが、梅枝のことだから曲書きもそつなくこなしてくるんだろうな、等と思いながら眺めていた。梅枝の立役は意外とシャープなんだよね。思ったより柔らかみがないのは若さ故か。
末広がり。説明台詞大杉。
「お狂言」ならそれでもいい、つか狂言は一種の台詞劇だからそれでいい。でもわざわざ歌舞伎舞踊に持ってきたんだったらあんなに言葉での説明はいらなかろ? 踊りで説明しようよ。
これなら高坏出せばよかったのに時期的にもぴったりだし、って、ゲタップが負担なのかと思うとちょっと暗澹たる想いに……
油地獄は仁左衛門監修とよーーーーーく判る台詞回し、呼吸。
まあ、二日目だし、そこまでなのは想定内かな。1か月でどれだけ進化するか。
にしても菊之助、あの玲瓏な発声が却ってこういう役では逆効果な気が。所謂「キレる」感じがしない。不義になって貸してくだされ、も、思いあまってというよりは全て計算ずくで次の一手を、と聞こえてしまう。
何というか、発声も資質も陽性なんだろうなあ…勿論主役を張る役者としては「華」につながる陽性の資質は大事だし天性のものとしてのそれは大きな武器なんだが、時として「陰」が必要なこともある訳で。理想としては太極図か。それは今後兼ね備えていくものかもしれないし、陽性のまま突っ走っていくかもしれない。で、あるならば、「陰」が必要な役を手がけるのも経験として結構だがそれ以外に手がけるべき役も山ほどあるだろうに。
#やりたい役が出来るのも今のうちだけだろうけどね…(それをいっては←
あ、そうだ、仁左衛門監修だけあってみんなちゃんと関西巻きだったよ帯。やれば出来るんだから何で先月関東巻きだったんだと小一(ry)早替わりだからってんなら衣装さんに頼んで仕立ててもらえばいい話だしそれだけのことが出来るはずだし。
(追記あるかな
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