mujiの日記: あるもの、ないもの
定期通院日で有休取ったはいいものの(次はそろそろ半年後でいいですかねーという先生を制して次回も4か月後の予約にしてみたとかw)、総合病院にありがちな検査待ちで思いの外時間を喰って不知火検校後半幕見の目論見がパーに。
一応他にそれなりの用事はあったんで用を済ませてそのまま帰宅してもよかったんだが、ふと、あーそうかこういうときに行っとけばいいんだ平日だし、とBunkamura ザ・ミュージアムへ。
行って正解、先日の練馬区立美術館とほとんど変わらないくらいの人出。むしろ練馬の方が最終日だった分多かったかもしれない。これ、週末だとかなり混雑するだろうなあ。
練馬で見てきたものが特に最初の方の展示で多く、あっちは個人蔵でこれだけ収集してるってすげえよななんて思ってたら後半はそんなこともなく。リストは精査していないが1割あったかなかぶってたのは。
練馬に(全て)なくて渋谷にあった、のが「狂画水滸伝豪傑一百八人 十番続之内」。練馬には10枚連作の内の3枚目だけがあった、んで、ほぼノーチェックで来てしまったが(ぱっと見元ネタでなくて本朝水滸伝的なものと思ってしまったこともある)、渋谷で10枚揃いのをつぶさに見ていったらこれがまた108人全員登場させているではないか! しかも「狂画」だけあってそれぞれが何かワケワカランことをしてるとかwそんな中でも花和尚はやっぱり生木を引っこ抜いてるあたりがもうそれしか出来ないのかとw
ワケワカランといってもそこは国芳、はちゃめちゃではあるがちゃんと108人の元ネタに沿ったワケワカランことをさせているので眺めていると笑えてくる。武松の後ろを振り分け荷物持ったトラがついて二足歩行してたり公孫勝は馬に跨る如くに龍を駆ってたり、柴進がどうやら蹴鞠っぽいのをしているらしく何故か隣で盧俊義が羽交い締めになってたり、秦明が狼牙棒を太神楽みたいにアゴに載せてバランス取ってたりwwwそしてそんな中で九天玄女に手を取られてでれる呼保義いい加減にしろwwwww
……って、これ、水滸伝読んでないと面白さ半減以下だろうなあ。現に後ろで見ていた二人連れ、一応周りを憚っての小声で、公孫勝の龍を見て「…麒麟? ビールのアレだよね、麒麟だよね!」とか、武松の後ろのトラがネコかトラかよく判らない風だったりとか「女の人いないよね」とか。うん、3人しかいないよ九天玄女は別枠だし…
#麒麟やトラあたりは思わず横から「龍ですよ」「トラですよ」と説明したくなったw
#確かにあのトラは二足歩行してるから猫又っぽく見えなくもないんだがw
逆に、渋谷になくて練馬にあったのでかなりの珍品と思われるのが「鼠よけの猫」。
実際に鼠避けとして台所などに貼られていたらしく、現存が僅か2枚だとか! そのうちの1枚が渋谷でなく練馬に出た、というのが何ともいい感じで。いやそりゃ流石のボストン美術館ですら収集出来なかったんだろうけど。そのネコ、化け猫とまではいかないまでもかなりの目つきで、これはネズミもびびって寄りつかないだろうな、という雰囲気。効果抜群だったのかもしれない(笑)。
あと「里すゞめねぐらの仮宿」も渋谷になくて練馬にあったもの。動物の擬人化を得意とした国芳ならではのかわいらしいスズメ達。まあ、この手のは、今回のコンセプトからはやや外れるってんで敢えて出さなかったのかもしれんが、と思うと練馬行っといてよかったよホント…
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