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日本

mujiの日記: 管絃 盤渉調と太食調

日記 by muji

国立劇場第七九回雅楽公演。
さきおととしの壱越調と平調、昨年の双調と黄鐘調ときて、今年の盤渉調と太食調で六調子コンプリート。
それぞれのプログラムを積ん読の山から引っ張り出してきて見比べるに、年を追う毎に解説が一般向けに微に入り細をうがったものになっている気がwいやむしろ一般向けと見せかけておいてかなりマニアックかw

  • 盤渉調
    • 盤渉調調子
    • 蘇合香 急
    • 朗詠 花上苑
    • 白柱
    • 越殿楽
  • 太食調
    • 太食調音取
    • 武昌楽
    • 合歓塩
    • 輪鼓褌脱

開演直前まで同行のYちゃんと四方山話をしていてプログラムもろくに見てなかったんで、緞帳が上がって鞨鼓ポジションに多忠輝氏が座っているのを見てうっかり声が漏れる(笑)。更に鉦鼓ポジションに息子(忠純氏)がいて慌ててプログラムチェック←
そ、そうか、忠輝氏が鞨鼓担当する時代になったのか……

ええとはっきりいってしまうと盤渉調が花形歌舞伎というより代替わりした近年の浅草歌舞伎で太食調が大歌舞伎って感じ。
忠輝氏、宮内庁楽部でこのレヴェルで聴かせるのって鞨鼓担当としてはどうなの? 的な。左手の片来が全然ダメ。勿論民間レヴェルからしたら雲泥の差だろうが曲がりなりにも宮内庁楽部の楽師(鞨鼓担当するんだから楽長クラスに昇進したんだろう)が国立劇場で聴かせるんだからちょっとそれは…てくらい、これまでに聴いてきた鞨鼓の掻きとはお話にならないくらいしょぼかった。太食調の鞨鼓は東儀博昭氏で、鞨鼓の片来はこうやるんじゃ両来はこう掻くんじゃ的な演奏だっただけにね。
恐らくは、演奏会での鞨鼓担当は初めてに近い状態(もしかしてマジで初めて)だったんだろう。途中から片来のときにいちいち右の打面見て左の打面見て、と、あーこれ明らかに自信ないなと判る仕草が。本来なら鞨鼓に他の楽器がついていくのが、今日に限っては他の楽器の旋律に鞨鼓が合わせている感じすらしたし、あ、これ、ちゃんと合ってないな、て箇所もしばしば。
逆説的な意味で、鞨鼓の重要さてのが改めてよーーーく判った。

太食調の博昭氏の掻き方、そりゃ忠輝氏と比べるのはお互いに対して失礼だろう。首席楽長に就任されたようだし、と、改めてプログラムの楽師達の名前を見るに池邊五郎氏の名前がない。2月の舞楽ではあの柔和な表情で安定感のある鞨鼓と三ノ鼓を聴かせてくれてたんだが…定年退官かな…
更に過去のプログラムを併せ見るに、巻末の宮内庁楽部紹介で、今年の2月までは楽師25名となっているのに対して今回のは24名と。今までも入替があっての25名保持だったんだろうが、そうか欠員補充がまだなのか。
となると、今後は忠輝氏の鞨鼓を聴く機会も増えるだろうし、鞨鼓はともかくとしても今までの活躍振りは十分承知してるし、ああまさに梨園と同じ状況だなあと。いずこも過渡期か……
 #次聴くときはもちっとまともな来でよろしく(ぉ

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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