mujiの日記: 国立劇場 十二月歌舞伎公演
おのおのがた、うちいりでござる!!!
新暦とはいえ12月14日に忠臣蔵の公演観るのは多分初めて。なかなか土日に当たらないし当たったとしても忠臣蔵やってるとは限らないし。
今年も平日だった訳だが、50周年記念公演ならやっぱり14日に観るでしょ、と、3か月セット券で予め押さえておいて正解だった模様(笑)2階両端は若干空席があったっぽいけど他はかなり埋まってたからねぇ。考えることは皆同じかw
といいつつ2階最前列で寝るときは寝ていたなど←
もう寝落ちしても差し支えないあたりが大体把握出来ちゃったからやっぱりねー。殊に九段目は仮に誰のファンでもなかったら相当あれこれいってたであろうから敢えて中盤は寝落ちしてたりもするし(ぉ
何というか、みんなベクトルの向きがばらばら。求心力の強い役者がいない。本蔵がそうなってもおかしくはないが結構我が道行っちゃう人だからして。では誰が? 戸無瀬? 由良さん? てなあたりが本来先頭に立って話を盛り立てるんだろうがどうもそれがね。
だから力弥が浮くと指摘されたり今回のお石や小浪だと辛いとかいわれちゃったりするんだろうし。河村氏にそう(力弥が辛いと)いわれたのはやや心外だったなあ普段は結構評価する人なだけに。でもって普段ガン無視か辛口な以和於氏が新聞劇評とはいえ「得がたい仁」といってるのが逆にブキミ(そこまでいうw)。まあ、うがった見方をすれば、それだけ力弥がハイレヴェルに達しているってことなんだろう。だから他の人のお石や小浪ならね、って。…や、でも、小浪とは新薄雪で共演してた訳だけど?
#障子外しの件、竹に刺さった小柄から下げ緒が落ちてこなくて自分で下げ緒外しに行ってたw
#日によっては障子が外れなかったこともあったらしいからそれくらいは大したことないよね←
あっそれで「寸志」だった。台本通り。ふむ、文楽現行上演での「御芳志」の由来は何処から。
十段目はどの劇評も「ござる」表記にしていていかに思い込みで書いているか(あるいは大して聴いていないか←)が丸判り。完全に「ごんす」でいっちゃってるけどこれが後世に残るのかと思うともう十段目やらなくていいよ的な(そこまでいう!
十一段目、敢えて触れてこなかったけど、立ち廻りのある二場はどちらもカンベンしてって感じで。中日(そう、今日は討ち入りの日と同時に今月公演の中日なんだよね)でこれじゃあもう先は望めないなってな。
広間は男女蔵にわざわざ長い武器を使わせることもなかったのでは。中日時点でもまだ長刀を振り回してるんじゃなくて長刀に振り回されてる。米吉もアレだから多分お互い足だの肩だの斬られまくって共倒れだと思うよあの動きじゃあ…隼人と玉太郎は立ち廻りというほどでもないからなあ。室内であの長さの槍は扱いにくかったんじゃないかと(そこかw
泉水。松緑 vs 亀寿と見た時点では、二人とも年齢的には申し分ないしどれだけ魅せてもらえるだろうかと期待していて、2日目に観て (゚Д゚)ハァ? となったのがこれも中日時点で大して変わらず、どころか、もう既にお疲れらしく松緑が最後に橋の上で倒れるのが今日は先にずるずるっと片膝ついてそのままずるずる落ちていたり。無駄な動きは少ないのかもしれんが、かといってキレのある動きとも見えにくい。裲襠の着付けが錦之助よりも裾短めなのもいただけない(ぉ)又五郎みたいに引きずるほどまでとはいわないまでもせめて袴はチラ見え程度にしてほしいものだが丸見えだもんなあ。ふむ、又五郎、やっぱり相当の腕前だったんだなあと。
#頭の小柄の向きが逆なのは不問にしておこう…刃が額側に来ないと抜き取るときに自分の手斬っちゃうよ…
亀寿もねぇ…トンボ返れない人なのは仕方ないにしても(や、今は返れる方が少ないのかもしれん…特訓した歌昇は大したもんだったんだ…)首投げであまりにぐしゃっと回ってるんでちょっとね。早間で刀合わせるところも表裏向くのがきっちり向けてなくて中途半端にばたばた。あと、これも2日目に観て (゚Д゚)ハァ? となった、池に落とされるときの二段落ち、何で橋の横の斜面経由で池に飛び込まないんだか。池の上に一旦降りてから切り穴、って、あんた水蜘蛛でもはいてるの??? ってくらい未だに信じられない光景。誰も指摘しないってのも信じられない。芝居のウソって問題じゃないでしょ?
#池から上がってきて水吹かないのも物足りない(笑)息上がってて出来ないんだろうけど。
#そう思うとそこまで出来る役者はこれまた大したもんだなあと。
文句ついでに(ぉ)小林が死んでからはけるところで一応拝んでるけどそれがあまりにおざなりでそんなんなら他の浪士と一緒にそのままはけてもらっていいよってくらい。まあ、そこは意外と拝む喜多八がいないからまだいいんだけど、やるならもちっと丁寧にやってくれないかなあ。
#とかあげつらってるとまたさよなら公演の十一段目見返す勢いだ←
立ち廻りで唯一といっていいほど観られるかなあと思った、亀蔵 vs 種之助、今日はどうしたことかお互いの息が全く合ってなくてまるでしまりのない場面になってしまった。ここの亀蔵は写楽の大首絵のような様子で実に印象深いんだが。あ、そうか、ここで亀蔵が藍の胴着だから松緑が白の胴着なんだな多分。役者の好みなんだろうがここんとこの小林は藍の胴着だったんでちょっと目を引いた。
引揚、花水橋で平右衛門が最後列の端なのにやたらでかく見えるのは多分そうだろうとは思っていたが案の定、てな立ち位置だったんで納得w橋のサミットはちょっと平らになってるのね。他の浪士から一歩引いた場所にいる訳だから全く問題はない訳だし上手いなあwその花水橋でも最初の勢揃いでも、隣の浪士に小柄な人を配置してもらってるのも相乗効果を狙ってのことだろう。
今日観察していて気付いたのが、鎖帷子を模した衣装、実際に網になっているのを着用している役者と、網模様のシャツ(とはいわんなw)を着用している役者と二通りだったんだなということ。網を着ているのは最前列に来る役者(と今回の場合は平右衛門)。ほほう、そんなところでも。でも網着るの結構大変そうだ。
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