mujiの日記: 国立劇場 三月歌舞伎公演
日記 by
muji
50周年記念歌舞伎公演もいよいよあと3日。
嗚呼俳優祭がなかったら楽日堪能したのに(まだいってる
と、ここまできてやっと岡崎でほぼ起きてられたとかね←
一瞬意識が飛ぶことはあっても観るべきところは全部観た。はず。蛇の目の眼八がつづらから顔を出して幸兵衛に見つかるところも観た。
てえところまで観てると幸兵衛の表情が実に豊か(という表現はやや語弊があるが)なのがよく判る。顔芸一歩手前。そこを顔芸としないのは歌六の胆力。志津馬が股五郎を名乗ったときの台詞回しとそのあとの「ふうむ…?」と疑念の表情を一瞬だけ見せるその間が絶妙。
東蔵も雀右衛門もいうまでもない中で、前回よりも明らかに人間味が増したのが菊之助。他の面々に比べるとまだ感触が冷たいな、というところもあるにはあるが、少なくとも氷のような無表情ではなくなっていた。2年ちょいの歳月がなせる技というか。寺島家と波野家が姻戚関係になったのはいろいろな意味で大きいよねぇ……
ええとこれまで書いてこなかったところの落ち穂拾い。
- 行家屋敷で股五郎が眉間割られるところの紅の仕込みは19日に観たときに見切ったwそこかと判ればかなり判りやすいところで指につけてるなあ。仕込みは定番の左耳の後ろ。実内を斬り捨ててから痛みによろけて懐紙で傷口を押さえるところ、その懐紙に紅がちゃんと付いてて、ああそれ22日間たまったらちょっとしたお宝になるよと思ったり(なるんかぃ←
- 藤川新関で「雲付くような大男」にびびって姿を隠す助平、最初のうちは下手側の床几の横にちんまりと丸まっていたが先週あたりから茶店の中まで引っ込んでいた。姿を隠すという点ではその方が理にかなってはいるが、それだと政右衛門の様子が見えないんじゃ…と突っ込んでみる←
- 大詰、股五郎の槍が今までより短くなった? と観たのは12日だったか19日だったか。21日に観たときに、はっきりと円覚寺で野守之助が股五郎に渡した槍と同一と判って、ということは元々歌昇が使っていた槍だから当初錦之助が使っていた槍よりも柄が短い訳で、と(´・ω・`)今日も観ていて、破れかぶれになる直前で政右衛門に対して構えたときに柄が短いってのが明らかに判っちゃってねぇ。そりゃ長柄の槍をあれだけぶんぶん振り回すのが大変ってのはよく判るけど、長い分そういう構える場面での見栄えもバランスもいいし、そもそも股五郎が槍の名手てんで長柄の槍を使っていたはずなんで、錦之助の負担も判らなくもないがこればかりはちょっと残念。そいや頭上でぶんぶんぶんも前回より回すのが1、2回減ってたような←
- その代わりっちゃあ何だけど、政右衛門に槍はね飛ばされたときのリアクションが19日に観たときには大分大袈裟になっていて、いやそんなに大きく放り出してなかったでしょw的なところがあったが、加えて志津馬に胴薙ぎされたときの刀の放り出し方! 後方に高く放り上げてちょいとあがいてばったり、なんだが、それこそそんな放り上げてなかったっしょwwwてな。今日は放り上げるときに引っかかったか高さがあまり出てなかったが、気持ちいいくらいすぱーんと放り出してしかも落下位置が毎回ほぼ同じ(槍を放り出したあたり)てのがなかなか凄いなと。
それもあってか(あってか?w)、先週あたりから胴薙ぎされて刀放り上げてあがいて、のところで手が来るようになってねぇ…前回までは確かなかった現象。ヲタとしては大変複雑な心境ながら、これ、それだけ股五郎が憎き仇敵と見物側にも位置づけられたからこその反応なんだろうな、と、そこまでの股五郎を3度目にして創り上げてきた錦之助に拍手したい気分。ああでもその場ではやはり拍手しかねる…
(とりあえずー
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