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日本

mujiの日記: 国立劇場第九一回歌舞伎鑑賞教室

日記 by muji

午後の部よやくー
満員御礼出てたー

今月は(というかいつもか?w)午後の方が声は出ている傾向があったので、といいつつもどうかなあと一抹の不安はあったが、とりあえずひどく気になる箇所はなかった、のが、10年前を思うとホントにねぇ(感涙

何より、まだ静岡2回公演が残っているとはいえ、東京千穐楽ラスト公演だっただけに気合い入れ直したな、ってのが。
弾正の出は揚幕からである。
揚幕から出る役者は大抵幕を開ける合図を自分で出すが、「はいっ」っと声をかけるのが一般的かと。然るに錦之助はその合図が比較的外まで聞こえにくい方で、花横揚幕そばの席にいても聞こえてこないこともしばしば。今月も上旬にそんな位置で観た日もあったがその日は聞こえてこなかった。
それが今日、午前の部で一番近いところの席にいて、小さくだがしっかりと「はいっ」と聞こえてきて、おおやはり気合いの入れ方が違うか、と思っていたら午後の部。
最後列センターにいたので午前の部よりは距離があって声の大きさによっては聞こえてこないこともあり得る位置だったにも関わらず、裂帛の気合いで、でも明るさを失わない「はいっ!」。錦之助がそこまで大きな声の合図を出したのも初めて聞いたような。

揚幕から現れる美丈夫、日を追う毎に目張りの紅がほとんどむきみの隈に近いくらい眉尻に向けてはね上がっていって、目の周りの紅のぼかしも強くなっていて、自分を鼓舞する意味合いもあったんだろうなと…
それでも大丈夫、大きかった。本舞台に来てからも十分大きかった。やはりどうしても余裕があるとまでは見えなかったにせよ、立派な「錦之助の弾正」だった、と思う。

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