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日本

mujiの日記: 国立劇場 十月歌舞伎公演

日記 by muji

本来なら今日が今月のマイ初日だった訳だがまあそんなこんなで2回目。
とりあえず全員台詞は入った模様。ただまだ思い出しながらしゃべってるだけ状態な場面もあったね源之丞。特に序幕が流れに乗れていない。一応スタートラインには立った感だが流れに乗ったらこんなもんじゃないでしょ。二幕目はおりきに団扇でぺしぺしされる都度困り顔になったり、八郎兵衛に「のっぺりとしたしゃっ面」だの「間抜けな奴だ」だの罵倒されまくってむきーとなりかかったところをこれまたおりきにつまみ出されて裾まくって一旦向うへ入ったりとか結構いけてるし、その後の展開も含めて乗ってきてるかなという感じなのであと一息てなところか。

と、ざっくりと、南北全集所収の初演本と今回の上演台本とを眺めていて、話のカットの他にも手が入ってるのかという箇所がちらほら。
登場人物の整理でこの場面でこの人がこれもやってる、てのは置いといて、初演本では袖介が源之丞に勘当された(っていい方はしないか)なんて設定はどこにもないし、むしろ袖介も病気と聞く云々と心配する源之丞の台詞があるくらいで。この設定にした意味はあるのかなあ。
意味はあるのかなあといえば更にナゾなのがおなみが乳母なこと。初演本読み返してたら六之進の妻だったよwつまり源之丞にとっては兄嫁な訳でそれを乳母にする必要があったのかと。差し入れの五十両だって今回の上演台本でもおなみが「これは六之進様より」って渡してるし、実母の貞林に感謝する上でおなみが兄嫁だと不都合という訳でもないんだし…と、過去上演記録を見れば仁左衛門主演時は2回とも六之進妻だよほらーだから何でわざわざ。梅花だから乳母にしたとしか考えられないがそれもどうなんだろうなあ別段兄嫁でもおかしかないじゃん。

なんてなあたりは話の大筋にはさして影響してこないが、国立補綴でやってくれたなと思ったのが貞林が自決して源次郎の病気を治すくだり。
ここの「やってくれたな」は国立としては珍しく(ちょw)いい補綴をやってくれたな、てな。初演本だと貞林は結局どこへ行ったんだ状態で、主要登場人物は概ね落とし前をつける南北にしてはそれこそ珍しいなという感じだったが、本来なら「男の肝の生き血」を飲ませれば、だったのを単に「肝の生き血」として、源之丞の家来(若党文蔵)を出さずに貞林だけで巧く処理していて、むしろすっきりまとまった印象。たまには出来るじゃん(何様←

(とりあえずー

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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