mujiの日記: 松竹大歌舞伎(入間市市民会館昼の部)
まさか入間で2年連続巡業公演開催とは。しかも公文協ではない秋巡業。
流石に今年は完売とはいかず当日売りもあったけどまあそれがフツーだよね。去年の昼夜完売が稀なことで。
と、図らずも座頭復帰公演も兼ねてしまった今年の巡業。
権太なのか…と漠然と思っていたらプログラム見てびっくり、これで義経千本桜の立役3役コンプリートなんだと。何てこった!
#浅草で四の切の忠信と知盛やって(演じた年月は別)、そいで巡業で権太か。なるほどねぇ…
思っていたほどただのチンピラにはなってはいなかったが(それ危惧してたのよorz)何だかとっても渡世人な権太だった殊にもどってから。高麗屋指導ということで間の取り方は高麗屋だったかな。端々の仕草とかも。
それにしても、巡業で時間も人数も使えないってのは判るけど、いきなりすし屋だけって本興行ならともかく巡業だとかなり厳しいよね…一体どれだけの見物衆が物語を把握してるのか。全員イヤホンガイド借りる訳でもないしプログラム買う訳でもないし。だから弥左衛門が小金吾の首の包みを降ろして中身をチラ見せしたところで笑いが来ちゃう。知らないで観ていたら突然作り物の生首が出てくるなんて呆れて笑っちゃうよね。権太がおくらに笛を吹くように頼む場も、前段の木の実が出ていればそれだけでかなり泣けるところだがすし屋だけだと単なる呼び子の笛だし。あ、そうそう、江戸前のやり方だから笛はおくらが吹く。
厳しいといえば小川一族の若手二人もこの1か月で地方回ってくる間にどれだけ自分のものに出来るかかな、てなくらい、今日の時点では厳しいものが。何気なく見える役でも難しいんだね、てのを再認識。弥助は最初はなかなかという感じだったが、弥左衛門が戻ってきたのを受けて再度出てきたときに既にほぼ維盛になっちゃってたからねぇ受け答えとか。プログラムには弥助も大名も誰から教わるとか何も書いてないが弥助は親の持ち役だし、あれこれいわれたであろうことは想像に難くないが、やはり難しいんだろうなぁ。お里然り。
釣女、しばらく本興行では観てないな、と思ったらおっと3年前の5月明治座で出てたか。としても3年前か。演舞場で2度出て、その前がこんぴらさんで、更にその前がやっと歌舞伎座なんだが何と前世紀とかね。意外とかからないんだなあ面白いのに。常磐津だけだから?
釣り針代わりの重りが亀鶴が踊っている最中に取れちゃって、まず後見の土橋慶一(が後見ってところからしても人がいないって判るね…)が揚げ幕の向こうへ一言声をかけて、亀鶴が揚げ幕方面へ位置を移したところでじりじり近寄ってきていた萬太郎の後見の竹蝶が意を決してw舞台の前の方まで拾いに来ていた。結局最後まで付け直さなかったんで(仕方ないか)、幕切れに太郎冠者が口に咥えて、はやややりづらそうだったか。ちゃんと咥えてたけどね勿論。
片亀がプログラムで、
私が女方の恰好で出ていけばそれだけで面白いはずですからことさら不細工にしようと思いません。
と語っているとおり、おてもやんにもなっていなかったし目張りもごく普通だし、近年稀にみるフツーの顔の醜女だった。かわいいぢゃん太郎冠者贅沢いうなよ←
#これも萬太郎の台詞回しやら「やっとーな」の姿勢やら、誰に教わったのかナゾすぎて。
#米吉は動きや様子がところどころ雑。お姫さまポーズも腕が下すぎやしませんかい?
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