mujiの日記: 6月予習そのに
日記 by
muji
ってもう始まってますがな←
#まだ昼の部観てないからいいの←
野晒悟助ざっくり読了。
何と黙阿弥全集においても初演時の前半部分(酒売又六のくだり)をばっさりカットして野晒悟助のくだりしか収録してなかったとは。それなのに全集収録の本外題は初演時のまま(鶴千歳曽我門松[つるのちとせそがのかどまつ])とは。幡随長兵衛みたいなもんか、といっても幡随長兵衛は全編収録されてるからなあ。
で、そうなった訳も何となく判る気がする。それは巷談宵宮雨の上演が遠ざかってたのと同じ理由な気がする。
どちらも役者の愛嬌にかなり依存した話である、ということ。愛嬌というのに語弊があれば風情。もしくは魅力。
野晒悟助などその典型だぁね。主役の愛嬌がなければ成立しないし説得力がない。宵宮雨も同じこと。ある意味典型的な「歌舞伎」ではあるが、それだけに役者を選ぶ。
とはいえ、そういう話だ、てのは、やはり上演してみないと判りにくくなっているところもあるかと。で、出してみて、ああやっぱり面白くなかったね、でまた数十年出ない、もしくはそれが最後の上演、となると。いろいろと難しいねぇ…
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