mujiの日記: 八月納涼歌舞伎
日記 by
muji
有明から歌舞伎座や国立劇場(またはその逆)って案外行き来が楽だったりする。有楽町線バンザイ。
日程他諸々で今日にせざるを得なかった第二部。しかも自分から進んでは絶対に取らないであろう席位置。
この位置で一等料金払う気はないね正直←大体団体料金か株主招待に回ってるんだろうが。
ある程度覚えているうちに箇条書き。
- いきなり喜多八の葬式からスタート。フツーに葬祭会場看板があってセンターにどーんと喜多八の遺影。上手側に2台出ている花輪は長屋一同からとトランプ・デイビット(顔写真付)から。あっ、出飛人(笑
- 大家夫婦は錦吾と宗之助、って宗之助後妻かwしかも抱いてる遺影が前妻の竹三郎w長屋の住人達の中に門松や錦一が見える。新顔の舞台番は竹松、虎之介と共に喜多八の死因を解説していた。
- 喜多八の跡を追うと泣きわめく弥次郎兵衛を住人達がなだめているところへ門之助の住職と獅童の大岡伊勢守と中車の釜桐左衛門と七之助の女医羽笠(自分で名乗ってたんでやっと「はがさ」と読むことが判明←)が来て葬祭会場、じゃなくて寺の境内へ
- 次に登場したのがわかもの2人だったかな、で弥次郎兵衛を元気づけてるんだかくさしてるんだか判らんところへ何故かお染久松貞松が。弥次喜多に助けられたらしい。どこでやwお染久松はともかく貞松が出オチレヴェルで客席のウケを取っていた。や、中車結構年増いけるよ? 伊達におむら仕込まれちゃいない(仕込まれって←
- ここで舞台番2人の解説が入るんだったかな、で、これまた何故か将軍様のお成りということで、11代将軍家斉と御台所寧姫(ねいひめ、と聞こえたのでとりあえずこの字にしとく)と水野忠邦(ただかつって聞こえたけど時代大分違うし忠邦でもちょいと違うけど筋書に載ってるかなあ)が、将軍様曰く「徒歩で」江戸城から来た、とのことで総出で境内へごあんない
- その様子を伺うアヤシい3人組、獄之助と波七と中治。国定忠治かと思いきや中治なのね、って股旅姿はどう見ても国定忠治だよなあwこれも境内へ。
- ということでここまでで早替わり4組目。もう既に順番が定かでないのであとで答え合わせする←
- 弥次郎兵衛とわかもの達も境内へ入ったところでセンタースクリーンが上がって幽霊姿の喜多八。弥次郎兵衛に地獄にいると決めつけられて、地獄に行きたくないとぼやいてたら下手側のお手洗いと見せかけておいた小屋から3人の顔ハメ幽霊が。喜多八の父母兄のようだ。父と兄は隙間なく顔ハメしてたけど母が中途半端にはめてて隙間が気になったり。つかここでも年増なのか中車はw
- 境内から出てきた弥次郎兵衛とわかもの達、喜多八の思い出をたどって天照大神へ喜多八を生き返らせてもらうようお願いしに行く、ということで再びのお伊勢参りへ、そのあとをつけるアヤシい3人組、更にそのあとからついていく喜多八の幽霊。ここまでで第一場。
- 第二場は茶店から。吉原あたり? 盗賊から足を洗ったという新悟のお稲が茶店を切り盛り。意味深に下手で出遣いの黒衣の拵えで犬と猫をあやつる弘太郎のむく犬と鶴松の三毛猫。まさかあやつりだけじゃないよね…
- なんてうちに花魁道中が来るとかでさっきまで喜多八の幽霊だった中の人が赤尾太夫とかいってご登場、おやさっきまでアヤシい3人組だった中の人たちも番新(銀杏って次の場で呼ばれてた)と幇間と遣り手婆で道中に加わってるよ。
- 七三で止まる赤尾太夫、さのじろよろしく腑抜けになってる弥次郎兵衛へ向かって
「田子の浦に、うち出でてみれば白妙の、富士の高嶺に降る雪も」
で、番新銀杏が
「京都先斗町に降る雪も、雪に変わりはないじゃなし」
引き取って遣り手婆
「とけて流れりゃ皆同じ」
…ここで何で幇間が自分の台詞いえないくらいにツボってゲラってたんだ??? 小さく謝ったりもしてたし。遣り手婆に突っ込んだりもしてたけど遣り手婆表情変えずにしれっとしてたし。お座敷小唄に持ってくのは毎回のことだろうに、ってまさかそれが仕込みとか??? ううむこういうのは複数回観ないと判然としないこともあるんだよ観ないけど← - と、花魁道中が去ったあとの弥次郎兵衛「地獄へ行くがいやになった」第二場おわり。
(つづくー
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