mujiの日記: 博多座 十一月花形歌舞伎
5月の歌舞伎夜話で他ならぬ本人の口から出演予定が明かされちゃって逆に松竹の人間が慌ててた、なんて愉快な出来事←から早半年。
まさかね、あらよる観に博多遠征するとはね!
出かける前日に地元ローカル番組(今確か「ザ・博多座」って名前じゃなくなったんだよね?)の画像が上がってたのを見つけてマジで「ファッ?????」と声が出た、くらい、およそ本人の面影が欠片も残っていない隈の取り方だったが、実際観てみれば青黛メインで随分すっきりさせた感じ。といっても歴代のぎろからすればがっつり隈取ってるし鼻の下側は完全に黒く塗って動物の鼻になってるし(映像に残ってるのは鼻隈プラス人中に一本線の定番隈)。
で、映像で、おおこれは! と膝を打ったのが金色(ここは「こんじき」と読みたい)の病鉢巻。この発想がいかにも、と実際観ればおいおいそれじゃ助六の元気鉢巻(いやこんな名前じゃないけど)じゃん(--;)何で結び目逆に…と一瞬考えたがすぐに、ああ、かじられた耳に見せかけてるか、と思いが至る。病鉢巻だと耳は隠せるけど結び目と左耳が重なるしね。うーんそれでも元気鉢巻にしちゃうと若干無理があるなあ。しかもそこで取るのか、てところでおもくそマジックテープの音させてたしw
#めいの母親を殺したのは自分だ、と明かす場面。そこでかじられた右耳の疵を見せる。
と、まず病鉢巻で歴代ぎろとは一線を画していると見えた、上での現地。
オオカミたちの最後に堂々と岩山の上に姿を現して、ヤギの群れを襲うべく号令をかけるのがオオカミの遠吠え。
いや勿論ちゃんと号令の台詞がある。その台詞回しで甲に上げたところを遠吠えさながらに伸ばす。しかも2回。
2回目の遠吠えで、あ、これ遠吠えだ! と気が付いた時点で完全にぎろに取り込まれた(笑)。何という歌舞伎味。とどめが花道を下がるときのオオカミ六方。
歌舞伎に寄せているどころか、ぎろが違うだけでこれだけ歌舞伎のにおいが濃くなるとは。当たり前といってしまえばそれまでだが歴代ぎろとのキャリアの差が…とも思ったが、うーん、そこはどうかなあ、仮に錦之助と同じくらいのキャリアを持つ他の役者が今回のぎろだったとして、果たしてそこまで歌舞伎に寄せたオオカミを作ってきたか。話の展開上、権十郎のがいと二人になる場面がちょくちょくあったが、途端に空気が歌舞伎になるのが凄いなあと。むしろ浮き気味なくらい、二人のやり取りがちゃんと歌舞伎だった。立廻りもアラ還同士で短いながらもがんがん動いてたしね!w
#5歳違いか。権十郎が大健闘というべきか←
#流石に年齢か、スピード感がやや落ちていたような…
#うん、でも、まあ、あと1回くらいは泉水の立廻りいけるかな←
#親子泉水の立廻り諦めてないからね(話が違う
前後するが米吉のみい姫を踏みつけにしてびくしゃくと、はね回るなとか小賢しき、下衆山羊めが聴けるとはw大膳もそう遠くないうちに回ってきそうなw
大詰のがぶとの立廻り、断末魔のもがきが赤いスポットライトで存分にもがきまくってて、ああこれやりたかったんだろうねえ(笑)と。歌舞伎座でもやってたっけ? でもここまでではなかったはず。少なくとも赤いライトは使ってないw
#つか一旦死んで、あれっ雪崩に巻き込まれる前に死んでたっけ? と思いきやがばっと起き上がったのには(笑
と、同情の余地は一切無いワルオオカミ。
ベースは伊賀越の股五郎、そこへ源太勘当の平次とか金閣寺の鬼藤太とか入れてきてる感じかな。股五郎はホント観たくないけどwぎろにはそこまでの感情はない、というか、何より本人がかなり発散して楽しんで演じているであろう雰囲気ががんがんに伝わってくるんで、これが舞台写真も出ないプログラムにも掲載されない、てのは何とかならんのかと! 演劇界掲載だけじゃ足りんわ!←
(さて、他の面子はどないするかね←
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