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日本

mujiの日記: 二月大歌舞伎・幕見

日記 by muji

初日おめでとうござい幕見。
明日春駒後に追儺式かと思って夜観に行くんで、といいつつ一応初日の春駒もね、と。
 #でもって急遽明日の昼の部を追加してるとか←

今月の本チラシの工藤と小林と十郎が昨年の筋書写真のをまんま使ってる(背景は緋毛氈じゃなくて置き換えてるけど)、てところからして、だから前年同月の同演目を出すってな(ry)しかも梅枝が抜けた分そのまま米吉と梅丸がグレードアップしてるとか(いい方←)うんでも一人減ると何とはなしに舞台面が寂しいね。確かに亀鶴(紛らわしいな喜瀬川ね)は通常出さない訳だけど。
その米吉がえっらいきっっっつい顔つきでびっくりした。顔痩せた? 化粧変えたとは思うが。それこそ梅枝寄り。化粧といえば先月来梅丸の傾城の顔がどうもねぇ。もちっと研究した方がよいのでは。かわいいかわいくないとかいうんじゃなくてバランス悪く見えるんだよねぇ…

兄弟以外の4人がせり上がりって昨年もそうだったっけというところで花道から兄弟登場。15分の舞踊で出番10分(´・ω・`)
 #いいよまだ10分あるから来月なんて2時間弱の芝居で出番3分だよ←
左近くんは先月13歳になったばかりか。身長はこれから伸びるかな、と思ってしまったくらい錦之助との身長差が目立つ。錦之助とて浅草面子と一緒のときは決して大きい方ではない訳で、ってこればかりは個人差が激しいからね。気の毒なくらい変声期真っ最中と判る声、ってそうか沓掛時次郎って一昨年だったかそれならまだ変声期に入っていたとしても始めの頃だったか。
年の差46歳の兄弟。曽我兄弟の史実での年齢を考えると身長差もうなずける(そ、そうか?←
梅玉も又五郎も勿論錦之助も保護者モード。無理もなかろう。それでもお父さんと息子と見せないのは錦之助ならではかと。そんな中での左近くんは当然ながら緊張感漂いまくりだったが、それでも足拍子の間は46歳年上の兄よりはるかにしっかりしてたあたり踊りの稽古もちゃんと積んでるなあと。
 #なにかいいたいらしい←
台詞は工藤が手形投げ与えてからしかないが、コリャこれ狩場のの声を聴いたときの安心感というか安定感というか。嗚呼錦之助の二枚目の声だよ! と、納まりの良さが心地よかった(笑)。
 #そして「切手、斬って」はやはり梅玉がそうだからというのが判明するなど。まあ上演台本次第かもだけど。
 #ただ、そこで梅玉も「兄弟」っていってて、普通は「兄弟」なはずだから、浅草での「両人」はどこからきたのかなーと。
 #にしてもあの僅かな台詞でちゃんと工藤だからなあかなわんわーw(比べちゃいかん←
最後に3人で極まるとき、昨年の舞台写真でもはっきり判るし、今日は幕見席上手側からだったからちょっと観辛かったが、錦之助が左近くんを留める姿が歌舞伎美の体現だなあとしみじみ思う。腰を落として右手を留めに差し出す例の形なんだが、普通に考えると片膝(体勢からして右膝)ついてそうなんだが舞台写真ではどう見てもどちらの膝もついてない。それであの低さまで落として幕が閉まるまで絵面状態。体幹の強さがよく判るし、かつて十世三津五郎が、自分が一番キツい形が一番綺麗に見える形という主旨の発言をしていたことが思い出される。本当なら浅草でこういうのをお手本として見せたいところだけどねぇ←

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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