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日本

mujiの日記: 七月大歌舞伎

日記 by muji

昼の部終わって木挽町広場で一服してたときにはそんな騒ぎになっていたとはつゆ知らず。
つか声出てたけど? 外郎売でPA通してたにしてもあれは全く声の出ない人の発声じゃない。襲名披露公演なら出演続行で全く問題なし。
 #思い出すなといわれても思い出すよ南座…
 #うん、だからこそ、9月は心静かにマイ初日を迎えたいね。いや初日は昼の部予定してるけどマイ初日は幕見予定だけど←

で。
今月の昼の部はどれも観たことあるけど久々に観るかなー、てな演目だったかと。
その中でも高時は割と最近。前回は2014年11月明治座花形で。公演DBで見返すと、そうか初めて観たのはキャンプ帰りに蘭平観に立ち寄った博多座でだったかしかも超話題の←海老蔵だったかそのときは、とか、そうそう梅玉無茶やらされてたよね、とか思い出すなど。
何しろ渡辺保氏が著書「歌舞伎手帖」内の解説で「愚劇である」といい切ってるくらいで、活歴というものがどんなのだったか後世に遺すために上演されてるとしか思えないんだが、それでも犬かわいいとか烏天狗たのしーとかナントカ散見されるのを見るに、一周回って活歴が面白く感じられる時代になったのかと←
右團次はなまじ動けるだけにヘタな烏天狗よりキレがいいのが(^^ゞたぶらかされてるように見えなくなっちゃうw
ああそうだそうだ大薩摩が長孝と三美郎で、それ早くいってよーの世界w長孝が大薩摩のタテ取る時代なんだなぁ…

西郷と豚姫、6日の幕見で惜しいなあと思った箇所がオールクリアされていてちょっと感動w
しかも二人とも着肉が更に大きくなっていた模様w獅童は含み綿してまで顔に丸みを出そうとしてるのは判るが元の輪郭がねぇ…
で、感動といえば、お玉ちゃんより物理的に背が低い西郷どんなのはもう仕方ないけど、6日よりも明らかに大きく見えた(着肉だけじゃなくて!w)のが、ああ月の下旬じゃなくてもここまでいけるんだ、と。ホントこれまでのあれやこれやが結実してるなあ、と。
 #それでも台詞が聞き取りにくいてな感想がまだあるのがね。6日より遥かによくなったんだけどなあ(´・ω・`)
 #ばかもぉん! も間から何からとてもよくなっていた。本気で怒ってないってのが判るのも。
西郷どん、そりゃあニンじゃない辛さはあるにしても、大きさ、おおらかさ、がちゃんと見える、のはいいなあ。今日はお玉ちゃんの身の上話で目に光るものは見せなかったけど、そりゃあ勝先生だって毎回涙をこぼしてた訳じゃないしね。
お玉ちゃんは、うむ、本当なら背を盗むくらいはしてほしかったんだが、まあ、そこまでは望みますまい…

素襖落は、あれっそうかこれは昨年の歌舞伎座顔見世で出てたかwどうも現・白鸚の印象が強くてw
 #直近では2014年6月歌舞伎座な>白鸚の素襖落
姫御寮が踊るパターンは初めて観たかもしれず。というか友右衛門と権十郎の舞踊なんてな滅多に観られないものも観られてなかなかw
んー、しかし、長袴の捌きって簡単そうに見えて難しいよね、などと大名を観ていて思うなど。

さて観客の大半のお目当てであるであろう外郎売。
5歳の子どもがあの長台詞を覚えているのは大したもんだが、全部通してちゃんといえてるかどうかという点では疑問符がつく。子どもだからって口の中でむにょむにょが許される訳でもあるまい?
工藤の髪型が立髪でくしはらい付だったのが目を引いた。他の曽我物とは違うのって何でかな。小道具は堆朱。
幕切れの引っ張りの見得、特に工藤の鶴見得を観ていて、梅玉もいつの間にか工藤役者になっちゃったねぇ…としみじみしてみたり。そんな年代なんだなぁ。

(とりあえずー

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