mujiの日記: 秀山祭九月大歌舞伎・幕見
偶数日9日目。
奇数日の勧進帳幕見が平日でも先週末から札止め喰ってるんでかなり不安だったが杞憂だった←
まあそうはいっても定時ダッシュで80番台だから着実に増えてはいる訳で。
座頭が三日御定法で復帰するから安心したんだか今日は今月偶数日での最低レヴェル。2日目とワーストを争うくらい特に富樫!
何で隔日出演なのにそんなに出来にムラがあるよ知ってるけど!orz
今日は名乗りがサイアク。斯様にのトーンが高いと全体的に高めで推移しないとだから余計貧弱に聞こえる。ひ弱どころじゃない、貧弱。途中から持ち直してるといっても調子やりかけてて声が出ないのを巧みに切り返す技を覚えちゃったもんだから全然本来のクリアな行き来が出来てない。聴いてるこちらが辛い。今日たまたま一緒になった観劇仲間も、声が荒れてるから伸ばせないね、って指摘してたし。
#まあ、荒れてるの珍しい、ともいってたけど。最近そんな認識が定着してるらしいのはいいんだか何だか←
そして富樫以上にへろっへろな弁慶。いやこちらの事情は痛いほど判るよへろへろにもなるよ……だからこそ何で富樫がryてのはともかく、勧進帳読み上げに力がない、延年の舞で両足でだん! と踏みしめる音がかつて聞いたことがないくらい弱かった、のには、そりゃそうだよないくら代役ご指名で本人その気でも「程」があるってもんだよな、と思うなど。
#読み上げはこれまでなら大声張り上げるだけだったからその点ではよかったかも←
観劇仲間は偶数日は今日だけといってたんで、何かこんな日で申し訳ありませんとかあやまっちゃったよ(何様←
富樫は九字の真言のくだりは完全に開き直ったようだ。何だかなー。筋書インタにある「持てる全てを出し切」ってそれ? 所詮その程度?
ヲタとしては一番認めたくないしいいたくないことだけど現実問題そうなんだからなあ(´・ω・`)
今日は久々に(4日目以来だ)こは先達のあらけなしで止める素振りが出た。流れとしてはその方が自然かなーそのまま士卒の者がへ持っていける動きだし。とことんまで臨戦態勢なのも捨て難いがw
あと、多分7日目あたりから始めたんじゃないか、てのが、自分も勧進の施主になるーと番卒共、布施物持てと命令して座に戻るときに、一瞬弁慶へ鋭い目線だけを飛ばして向きを変えること。その目線ひとつで、おやもしやこの富樫最初から義経一行と判ってる…? と路線変更したくなるような。眼の効く優なだけに最初からやっていれば気が付くはずなんで始めたのは直近からだよなぁ。深い意味はないかもしれないにせよ←とても含みを持たせた目線かと。
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