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日本

mujiの日記: 国立劇場 十一月歌舞伎公演

日記 by muji

初日おめでとうございます。

日向嶋。
2本の話をつなげた、て触れ込みで、ふーんそうなんだー、と観たらホントにそうだった。
大仏殿万代石楚と嬢景清八嶋日記(というより日向嶋景清)の2本立て、だった。つながり皆無に近かった。
補綴のことば見たら、花菱屋はともかく日向嶋はマジ日向嶋景清の上演台本を参考にしたってなってて、何だそれだったらわざわざセンスない外題に変えなくたってよかったじゃーんと思うなど。
センスないといえばもうね、万代石楚の竹本の詞章がセンス皆無で落ち着かなくてむずむずしっ放しでどうしたものかと。ホンット国立の文芸研究会ク○。誰か擬古文まともに書けるのはいないのか!!!ヽ(`Д´)ノ
 #台詞のセンスがないのはもうデフォに近いから敢えて放っとくが詞章は鑑賞教室の解説かよってなくらいのこなれなさ。
 #おなかがすいた、ごはんがたべたい、レヴェル。現代語をちょいと小難しい表現にしたところでそれらしい雰囲気にはならないって判らないのかなあ。
あと、台詞も詞章もセンスレスな万代石楚に比して、元がしっかりしている花菱屋と日向嶋になった途端するすると入ってくる竹本の詞章に、台詞は上方言葉に近づけようとしているイントネーション。別の話の2本立てってのはそういうところからもきている。舞台が関東であれ関西であれ丸本物は上方言葉ってのが原理原則じゃないのか???
 #そりゃまあ江戸前のすし屋なんてのもあるが←三幕目から全然雰囲気違うんだもん……

と、いっても、観たい場面は万代石楚だけなんだよなあ←
これまた幕開けからこなれてない登場の仕方があってとどめが御簾が上がって頼朝ばばーん、の下手側に何故か一緒に控える重忠って何ですか小姓ですか???←
 #小姓は小姓で京由がいるんだけど!w
梶原平三をはじめとした他の家臣達は一段下がったところにいるのに重忠だけ何で頼朝祐筆状態なのかよく判らんのですが←しかも途中で玉衣姫が出てきたら今日の席位置だとちょうど直線上で玉衣姫が重忠を隠す位置取りだったんでちょっとそこどいてくれませんか状態で(話と関係ない←
でもって玉衣姫が知盛の息子の知章と許婚ってのは判ったけど何で頼朝のことを「あにうえ」って呼んでたんだ? と現地でプログラム読まずに←今確認してみたらなるほど政子の妹なのか。「義兄上」なんだ。何だまた先月みたいにあにうえじゃなくて親子だっちうにってヤツか(そうじゃない
 #うんごめん、歌六と米吉だと義兄と妹とはちょっと見えない…
とかナントカいいつつ、いや、重忠、思っていたより遥かに台詞多いんですが! とwもっとチョイ役だと覚悟してたんで(ドイヒー)大仏殿で景清を実際に見顕すのは原作通り重忠だし(プログラムとか頼朝に見抜かれ云々って書かれてるから重忠出番ないのかーいと思ってたら何の何の)、景清が自傷行為した後で目隠しを巻く役まで仰せつかってるし、結構いろいろ仕事してるなあと。
 #目隠しした後で肩をそっと叩いて合図する、その合図の仕方がいかにもらしくて鼻血出そうになるなど←
鼻血出そうといえば目が離せなかったのが序幕で三保谷が宝物の目録と一巻を頼朝に献上したとき、目録はいいとしてこの一巻は? 的なやりとりで重忠が目録右手に、一巻左手にして、目録を差し出す形にして一巻は目八分にさし上げて、てな構えで、頼朝があれこれいってる間に微動だにしなかった、景色になりつつただの景色じゃなかった、のがもうね。その形の舞台写真があったらソッコー捕獲するくらい美しい佇まいで。
衣装は序幕が阿古屋の裃に準じた柄行で袴は半袴、二幕目が烏帽子大紋。いずれも黒基調に桐なもんで殊に二幕目はこれが長袴だったら師直だねーと思うなど(違w

(ひとまずー

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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