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日本

mujiの日記: 七月大歌舞伎

日記 by muji

ああそういえば昨日から歌舞伎座は二部が終わるとそのまま店じまいになったんだった。はええわ(師直風味
1日の締めくくりを担っちゃうんだよ長兵衛。世間的にはごんぱっつぁーメインと捉えられてるけど各紙劇評とか劇評とか劇評とか。これが当初発表通り日替わり長兵衛だったら偶数日長兵衛メインで劇評が上がってて奇数日長兵衛はおまけ程度だったんだろうね、って大差ないのか(それをいっては

で、身替座禅が更によくなっていた。へええ、この面子で変わるのか(それをいっては2回目
特に玉の井。ぎゃあぎゃあうるさかったのが随分普通になって、やれば出来るぢゃん的な。ただドスを効かすところが男声になるのはなー。まあ大抵の加役でつとめる玉の井はそんな感じだけど芝翫は最初が最初だっただけにドス効かすとまた元の大仰な玉の井になっちゃうよなー、てな。今日は頬のまあるい紅はなし。その方がいいよね、と今日から写真が入った筋書見たら1枚だけ紅が入ったのがあって、それはそれで記録に残ったからいいとしてでもいらんよなーと。
あと、やっと今日見えたのが、自分が衾被って「殿様に見えるかや」で使用人3人からOKもらって嬉しそうな顔するところ。玉の井ってある意味ここに尽きると思う。ダンナと同じ格好して、ダンナに見えるといってもらえて、ダンナが好きすぎる玉の井の心情がちらりと見えるところ。これ、先月の博多座の時蔵がどんなだったか興味津々←
 #史上最恐の玉の井との声も高かったようなので←
右京も一段とよくなった。特に前半。1回目のいてくるぞよ~がおおおそこまでやりますかw的な浮かれっ振り。ただねー眼目の踊りがねー先週みたいに幸蔵が袴の裾いちいち直しには来なかったけどねー「やっぱり可愛の裏じゃまで」あたりの間がえらくゆるーくなったりとかでねー終わってみたら数分押してたんちゃうかなあ。
眼目といえば。
右京の花道からの出。今日の席位置はこれを観るために取ったようなもので(いやーそれだけじゃないっしょー←
柳の糸の乱れ髪、の「乱れ髪」あたりでようやく揚げ幕が上がって出てくるってのも随分のんびりしてるなあ、と、振り返りの表情を逃すまいとガン見してたが一向に振り返る気配がない。結局七三でえへら~と振り返ったという。そうなのかーそういうやり方にしちゃったのかー何だかなー。
そこも含めて10年前に観たかった、だねぇ……
たろかじゃは台詞回しが突然現代劇になる箇所があっていや何でそうなるのと。玉の井に見つかってからはどちらかというと腰砕け的なへなへな動きなんだが、そこはわかものらしく脅されてぴょーんと飛び上がっちゃうくらいしても…まあ多分出来ないからやってないんだと思うが←

鈴ヶ森も長兵衛の固さは取れたかな。台詞も最後まではっきり聞き取れる。駕籠から出た後で、ごんぱっつぁーのあれこれを聴いてるときの姿の大きさ。
な、だけに、阿波座烏がなぁ。緩急つけてるのに焦り気味に聞こえてしまうのはどうしたことか。あんまりたったったったっと進めなくてもいいのかもしれず。陰膳据えてでちゃんと手が来るんだし。
浅草のときには、五大力の後が軽くなっちゃうのが気になったときもあったが、今日はそこのあたり、そこは江戸っ子だを耳にして、あ、と思った。
軽いんじゃない、若いんだ。
江戸随一の侠客がどれほどの年代かは知らぬが、ごんぱっつぁーの兄貴分でもおかしくないくらいの若さがそこのあたりの台詞から漂っていた。それがいいか悪いかはともかく、その若さを存分に発揮出来る役どころで観たい訳で、となるとやっぱりごんぱっつぁーな訳で、いっそ菊之助と日替わり役代わりでやってもらってもよかったんですが←
 #菊之助は案外いい線行くと思うんだが、まあごんぱっつぁーは家の藝でもあるしなぁ…
 #撃たれめぇはそういわなくてもいい、と六代目曰くなので、敢えていってるんだなと。
 #で、ここしばらく黒羽二重の着付のごんぱっつぁー観てないし、だからこそ錦之助にry

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