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日本

mujiの日記: 七月大歌舞伎

日記 by muji

二部。
今月は日曜二部で攻めてみた(おおげさ
二部だけ観る分には朝はゆっくりしていられるし帰りもちょうどいい頃合だし、結構楽かもしれず。
場内居続けが出来ない現状、連続した部の見物はあまり気が進まないし、といって用事挟むのもそれはそれでばたばたしがちだし。よしじゃあ9月も、と思ったら最初の週は土曜に行くんだった←
今月日曜二部になったのはアレだ、元々奇数日で最初に観に行ける週末が日曜だったのに加えて初日から観に行くことになってその結果、てヤツだ。ホントは週末は土日どちらか1日は引きこもりにしときたいんだがなかなかそうもいかんでねぇ…

で、そのおかげで、身替座禅の進化を目の当たりに出来たという。こんなによくなるもんなんだねーと。
玉の井が本当によくなった。発声がほどよくなって(そりゃあひと昔前の方が更にちゃんと女方の発声が出来てた訳だけどそこは問うまい)、男声でのドスにも頼らなくなって(たろかじゃ相手に1回やっただけかな)、結果ただの恐妻ではなくなったというのがね。往々にしてやりすぎに走って収拾が付かなくなる芝居だったりするが、その意味ではむしろ後半になるに従ってほどよい雰囲気にまとまるってな珍しいパターンかも。
やりすぎに走らなかったのは右京の存在が大きいな。初日のそれこそ飛び六方で花子の元へ急ぎかねない状況からしたら随分柔らかくなったが、それでもこれまでの右京からしたらかなり枯れている方。動きに制約がある分、やりすぎまで至らなかったてえのもあるかもしれんが(それはそれでちょっと…だが)、こういう路線もありかなと。そいや、婿養子みたいな、てな感想を目にしたが、婿養子の右京といったらry
たろかじゃもあれこれ工夫してきてたのはいい、んだが、身内の紅梅の発音が「購買」と一緒ってのが違和感。これまで耳にしてきてたのは「朋輩」と同じ高低だった訳で、うーん誰に教わったんだ。
誰に教わったんだといえば千枝小枝。二人で踊るところの「撞く鐘や」の振りというか鐘のつき方、千枝はこれまで目にしてきたやり方、手の甲を下にしてほぼ指の動きだけで扇子をぷらぷら上下させてたんだが、小枝が扇子握って手首動かしてしっかり鐘ついちゃってて、えっそれこそ誰に教わったんだってな。振付はそんな細かいところまでいちいちいわないんだろうなぁ…

身替座禅の変化からすると鈴ヶ森は、うーん。
幕切れの「ゆるりと江戸で~、」逢ぇやしょ~、のあとで肩で息つかないでほしい…結局1か月近く1人でつとめてきてて目一杯感丸判りのまんまって。まあこれ、仮に交互出演が実現してたとしたら、一杯一杯なのが余計に判っちゃってそれはそれで頭抱えながら観る羽目になったんだろうけど。
この場が、通し狂言浮世柄比翼稲妻の一節なら、とてもふさわしい長兵衛なんだと思う。ごんぱっつぁーとの「仲」もそこはかとなく匂わせる雰囲気があって、その後の展開を伺わせる風情もある、んだが、何分にも単独上演。見物側が長兵衛の固定観念を持っちゃっててそれを求められる一幕。
懸命につとめてます、が見えたらもう長兵衛ではない。
長兵衛ですが何か? 的な佇まいでないとご見物衆に「長兵衛」と観てもらえない。

権八役者に3回もそんな目を見させて観てる側も辛いし歯痒いし何より権八を見せてもらえないのが悔しいし。
いや勿論今回のごんぱっつぁーに不足はない。刀の振り下ろし方がきちんと歌舞伎の斬り方でもうそこは流石と鹿。ゆったり振り下ろしているようで流れてもいないし重さもある。長兵衛に手紙読まれてるときの隙あらば、の姿勢も、必要以上に殺気立たずにそれでも注意は怠らない。流石は家の藝。
だからこそ。
20年前の権八が、今ここでどれだけの権八になっているか観たい。黒羽二重の着付けで。
先代芝翫の印象が強くて、そのあと梅玉が黒羽二重着てたの忘れてたが(tkこけら落としで鶸色着たからそっちで上書きされてたしw)、その梅玉以来黒羽二重の権八がいないというね。
うむ、松緑の長兵衛あたりでいけるんちゃうか。年末あたりどうよ←

 #…や、権八に限らず、主役の相手役をつとめるにあたっての、年代的にふさわしい「主役」がいなくなってしまったってのはね……
 #といって盛綱陣屋で和田兵衛ってのも違うよ当てが違うよ大違ぇだよ←
 #で、次に本役観られるのはいつですか???

(わすれないうちに:中国筋はおろか長崎の果てまで噂の高い。ここで長崎を挟んでるのは五大力と同じくで元がそうなん?

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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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