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日本

mujiの日記: 九月大歌舞伎

日記 by muji

先週の二部予定が飛んだので今月は今日の一部から。
これまで観てきた中で一番泣けないお江戸みやげだったのは何としたことか……
そして二股行平がしみじみ似合う優だよなあと(褒め言葉←
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そう、お江戸みやげのコレジャナイな違和感って
「場末感」
がなかったんだよ。
中の芝居を中村座に変えたのはまあいいとしても、阪東栄紫は中村座の看板役者でちょっと宮地芝居にゲスト出演してみました、的な感じだったし、それ以上に市川紋吉が以前は廿四孝の濡衣やったって役者に全然見えない。堂々現役の濡衣役者な風情。
この舞台、いくら役者が揃ってるったって、宮地芝居でしょ?
緞帳芝居でしょ?
その空気感があって、阪東栄紫が日々の生活に悶々としつつお紺との駆け落ちを考えていて、市川紋吉は流れ流れて飲んだくれの女方に収まっていて。
そんな中へ結城売りのおばちゃん2人がふと足を踏み入れて。

って空気がなかったんだよなー。
ああそいや角兵衛獅子もお小遣いもらったら芸見せてたよね特に最後の場面。でも今回はお礼だけいって行っちゃったよね。弟獅子は本来子役がやって然るべきものなんだろうなぁ。いや別に歌之助が側転したってよかったんですよ?←
最後の場面といえば「百両のかたに編笠一蓋」をそんなにさらっと普通の台詞の中に組み込んじゃってよかったのかと。何だろうなあ、所詮役者と客、通り一遍の対応以上のことはしない、って見えちゃって。じゃあ何のためにそういって片袖渡したんだ?

で、おばちゃんがおばちゃんでなかったってのも痛かった。男だった。
うんまあ初見の2011年のときも最初のうちは結構そんなこといってたから今月も後半になるとよくなるのかもしれんけど、行商のおばちゃんの、おばちゃんらしいかわいらしさいじらしさ、が伝わってこなくてねえ……

(ひとまずー

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