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日本

mujiの日記: 九月大歌舞伎

日記 by muji

前楽二部。
これなら納得の和田兵衛。
まあ最初の出では相変わらず痛んでるなーなひっかかりもちょいちょいあってその度にひやひやさせられはしたが、語尾の弱さもほぼなくなってたし、そうなると単身人質交渉に乗り込んだ大胆不敵さ(と思わせる行動)がくっきり際立つ。最後の出では今日は概ね掠れることもなく、と耳に残るトーンを思い起こせば無理に低くは作っていなかったような…出しやすいところに落ち着いた結果か。まあやむなし。きちんと声が届けば存在感もぐんと大きくなるよね、と。
何だかんだで高綱の手駒のひとつに過ぎない和田兵衛ではあるが、盛綱との交渉で「朋輩のよしみ」とかいってるし、最後に盛綱と上下入れ替わるくだりは都合3回も黙礼交わすし、立場としては盛綱と対等な訳で、それなりの存在感は必要で、と観るに、今月は衣装もあって当初からまあまああるかな、と見えたが、発声がそこそこ安定してればより不敵な喰えなさが前面に出て来てたかなと。
でもって今日も三段を降りるときの目線を観ていて、ああ、又五郎も最初の一歩こそ確認のために下向いてるけどあとは堂々と正面切ってたか、とか気付くなど。たかが三段されど三段、慎重を期するのであれば下向きっぱなしとまではいかなくてもちらりと確認するのが人情だろうが(あと女方は伏し目がちの方がそれらしいだろうし)、槍衾突きつけられたときも源氏の白旗持って逃亡しかけるときも織物の長袴で堂々と正面切って降りてくるってほとんどタカラヅカ(そうじゃない←
そいや黒塚であれだけ閉眼状態で舞台縦横しまくってたんだもんねえ…舞台寸法の感覚が人とは違うのかもしれない。いい意味で。
 #又五郎といえば、正面からはごつい衣装で隠せてたけど、花道での姿を横から見るに、う、薄い……
 #健康的に痩せたってそりゃひと月狐忠信できるくらいだからねえ、とはいえその薄さはちょっと。

和田兵衛も納得だったが今日は全体的に納得の出来だったかと。
小四郎が息を引き取ったときに泣く態で軍扇で顔を隠す盛綱、そのあと左手で軍扇を持ったまま右手で目頭と鼻を押さえてて、どうもマジ泣きしていた模様。それだけ入り込むのはいいとして何かそういうところでマジ泣きされるとこちらもいろいろ考えるところが(何
そんな中で途中からの本役2人。不可抗力だったにせよどちらも前楽でもまだ代役の方が…と思わざるを得ない状況てのも。信楽太郎は気負いすぎて空回りだし鼻濁音出来てなかったし、伊吹藤太はおかしみが見えてこないし。若さと勢いだけでこなせる役でもない、というのが暴れの注進の難しさなのか。

(とりあえずー、って女伊達がすっかりなかったことになっている…←

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