mujiの日記： 六月大歌舞伎

本来なら昨日は掃部山からダッシュで三部に駆け込んで客席降りがあろうがなかろうが与三郎と鳶頭のお散歩を眺めるはずだったのに(´・ω・`)

ということで(常套句)二部。
反逆児の最後で介錯できずに男泣きに泣き崩れるちよさんが大好物なので←
この書きものでそこをどう処理してくるか、まー反逆児とは同じではなかろうなーとは思ってたものの。
なお服部半蔵が幸右衛門なのは個人的にツボ。第一場で出てきたときに、おお幸右衛門が介錯しようとしてできないのか！ とちょっと胸熱だったりしたんだが。
で、いざ信康の側へ歩を進めんとするときに文字通り転がり込んできた平岩親吉orzあー傅役も最期は離ればなれで終わる設定かー(だって反逆児はそうでしょ？)と眺めてたらこれだからorzと、俺の最期を見届けろよおせーよ！ と信康に叱咤されたところで大殿を、大殿をお連れ申しました…！
……あーもーこの最後のどたばたで幸右衛門の所作見そびれたよw当然ながら家康が来ちゃったら平伏な訳で、そこに至るまでの半蔵の動きはチェックしておきたかったのにー。親吉ーーー！(八つ当たり←
なので結局介錯は家康というね。いやそのオチはwちょっと待て←

と、まあ、ホンがアレなのか演じ手がryなのか、信康をどう描きたいのかが現時点ではいまひとつ判らんというね。代わりといっちゃあ何だが家康を始めとして周囲の人物のキャラ立ちがかなりのものなので芝居運びは周囲なくして成り立たないという。
過去2回の配役を見るに、今回のがんじろはんと錦之助、番附からいったら配役は逆なんだろうが、では実際逆にしてがんじろはんが親吉だったら、というと、うむ、そうじゃないな、と。
というくらい錦之助のニンのひとつにある、ひとはけ陰を含んだ情愛深き忠臣振り。む、そうか、2か月連チャンで似たような忠臣役なのか……確かにニンではあるにしても、いやチヤルカは忠臣ではあるけれども更に複雑な訳で(だから？)てのはともかく、予想以上に出突っ張りだし肝心なところで必ず顔を出すし(第三場の登場振りにはマジでツッコみそうになった←)それなのにインパクトを残さないという、ある意味錦之助のためにあるような役(いやそれはちょっと←
あくまで家臣、必要以上に前へ出ない、っていやもうまんまやん(何が←
これ、三部が当初予定通りだったら、地味に錦之助奮闘公演状態だったんだなあと。信康の次に台詞量多くないか？w役柄が役柄だから目配り気配りも多いし。第二場でその場の全員に目配せをするときの眼光には惚れたよ←

(とりあえずー