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日本

mujiの日記: 秀山祭九月大歌舞伎

日記 by muji

二部。
松浦侯をすっかり自分の演じ方に持ってきてる白鸚。これだからry
クライマックスの「赤穂の大いs、」どん!「あ!」どん!「あ!」のくだり、大石にかけてかどん!「お!」どん!「お!」って持ってきてて、いかにもらしいなと。それでも歌六が演じたときより余程説得力があるんだよなあ指折り数えて浮き立つ松浦侯。こればかりはもう如何ともしがたいのだろうけど。
第一場で其角と語らう源吾があーうーしてていやそんなところで追善せんでも←となるなど。マジバナで源吾常連なはずなのに台詞がさらっと出てこなかったのが数回あってどうした梅玉。
追善といえば劇後の追善口上は3人ともコンパクトにまとめてしまってたよ。白鸚の「たったひとりの弟」もなくなっちまったよ。そりゃまあ毎日想いを吐露するのも辛かろうからねえ…代わりといっちゃあ何だが歌六が「まだ入院して闘病中のように思われる」的な内容を追加してたなあ。

吹き寄せ、八ツ橋の花魁下駄に工夫の跡が見られて、爪先も衣装でほぼ隠す形での登場となって、と観てたら場面が変わるところで爪先見えてたというね。もう本能なんだろうなあ、極めで八ツ橋の形を作ろうとするのは。
ホント、表情だけならあの通し上演を彷彿とさせる八ツ橋。そいや来月歌舞伎オンデマンドで配信あるんだよねー見ないと。
保氏の御不評を買った呉服屋十兵衛だが、妹の様子を見に松葉屋へ云々といってて、松葉屋なら間違いなく吉原だなあ等と思うなど。そこは戸部Jr.の趣向を買って差し上げて保氏…w
鈴ヶ森、初日は脚斬られる雲助は判ったけど、盆が回ってる最中に腕斬られる雲助もいたんだねえ。腕斬られて、脚斬られて、最後に仕掛けの着肉の背中斬られる雲助。まあ彼がいないと長兵衛駕籠から顔出せないし←
雪駄を落とすときにゴンが入るのは今までどおりだが実はこれ演出としては不要だとかナントカ、てのを昨年の結果的に単独長兵衛となったときにどこぞで見かけたような。でも入れてるってことは教わった相手がやってたってことだよねえ。駕籠で様子を伺ってるときはごんぱっつぁーの動きに合わせてじわりじわりと目線や身体動かしてて、それが特定の角度からだと鼻の高い長兵衛のシルエットが駕籠に映る訳で。3階かな…
阿波座烏は初日から遥かによくなってた。息継ぎも工夫して←そこならセンテンス切るの不自然じゃないね、てなところで、す、と大きめに息継いでたのが判った(判っちゃうのもアレだけど)。たたみかけるところとためるところの工夫も。そしてこれは初役時から安定の斬っておしめえなせぇやし。意外なほど太く鋭くいい放てるのが積み重ねなんだろうなあと。

……と、籠釣瓶と鈴ヶ森で10分だけなんだよねーだんまりそんな長時間いる???←

(ひとまずー

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