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日記

nakka-manの日記: ジェネリック医薬品の効き目は正規品と違う? 14

日記 by nakka-man

ジェネリック医薬品とは、特許の切れた医薬品を別メーカーが発売する物。
成分は正規品と全く同じとされている。

が、ジェネリック医薬品を使ったら正規品より効果が悪い(あるいは全く効果が無い)と主張している人がいるらしい(これとか参考)。
成分が全く同じでも中国産だから効かないとか、値段が安いものは疑うべきとか、臨床試験が一部省略されているから信用できないとか… とりあえずコレ(ジェネリック医薬品Q&A)でも読め。な?

まあ、科学的には十分検証されているのに、それに疑いを持つ人が出てくるのは世の常。
その疑いが科学的に立証されてなければ、プラシボー効果を含む単なるオカルトでしょう。そういうオカルトが、かえって世間全体の安全性を遅らせる(特許期間が過ぎているのに独占を許して競争が阻害される)というのは、ジェネリック医薬品に限らず、それなりに目にするけどね。
技術屋としては、溜め息をつくばかりです。
あっ、もちろん社会保障費が膨らんで自分の払う消費税が上がるという、直接的な被害もありえるけど。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 薬剤師の仕事研究室: ジェネリック医薬品とは?日本でなかなか普及しない理由は? [yakuzaishiharowa.com]

    先発品とジェネリックで薬効の違いが顕著に出るのは外用剤です。

    例えば、アンテベート軟膏、マイザー軟膏などのステロイドの塗り薬は、「基剤」に主成分が溶解されて作られています。

    「基剤」とは、外用剤に主薬(ステロイド、抗生剤、保湿剤など)を溶解するもので、軟膏やクリーム、ローション、ゲルなどの違いは、この基剤によるものです。

    多くの皮膚科専門医の意見や論文をみると、外用剤の先発品とジェネリックで薬効にかなりの差があることがわかります。

    ある大学病院の薬剤師の研究データによると、先発品とジェネリックを比べた結果、場合によっては血中濃度に数倍の差が出ることがあるそうです。
    これは、先発品とジェネリックの基剤の違いが原因であると考えられます。

    • by Anonymous Coward

      そうそう、この手の話があるので注意が必要なんです。
      胃や腸で容易に溶けて吸収されるような薬は、ちょっとくらい添加剤が違ってもあまり差が出ません。
      ただ、長時間血中濃度を維持させるために、時間をかけて溶けるような細工をしてる奴とかは、
      個人差で溶解速度が異なり、オリジナルは良い感じだけどジェネリックでは思うように効かないとか、その逆の話を良く聞くそうです。
      リンク先のように外用剤や、パッチのように長時間吸収させるようなのも鬼門だそうです。

      なので、適材適所というか、差が出やすいパターンを把握していれば酷い目に遭わずに済むかと。

  • by Anonymous Coward on 2017年06月07日 19時37分 (#3223788)

    通院治療中の母の飲んでいる薬で、ジェネリックに切り替えたら下痢や軟便に悩まされたりした話を思い出した。
    賦形剤の種類に違いがあるのではないかと考えるが、どうだろうか。

    • by Anonymous Coward

      添加剤は同一とは限らないですから、相性はありますね。
      切り替えて問題無ければ使えばいいってことですね。

    • by Anonymous Coward

      ジェネリック医薬品は主成分は同じだが、主成分でない成分が違うことがあり、人によって効き目やアレルギー反応に違いが出ることがある。
      カプセルの成分とか賦形剤とか。

      • 厚生労働省の資料では、主成分でないものは、既に十分長い間使われて副作用とかの確認が照れているものを使っていると説明されていますが、一方で、主成分で無い部分の反応で個人差があり得るみたいな事も書いてあって、どっちやねんて感じですね。

        親コメント
      •  以前、総合病院に配属されたとき、医療部門の業務分析で関係したお医者さんたちや薬剤師さんたちが「ジェネリックは先発薬品と薬効は全く同じとは言えない」と言ってました。
         主成分以外の違いが、どう影響するのか分からないとか。
         化学的には同じ成分でも、製法で物理的な特性が違って効き目が違うとかもありそうですよね。

        //ジェネリックにしても、劇的に薬代は安くならないし。
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          >ジェネリックにしても、劇的に薬代は安くならないし。

          これですよね。
          効果が同じなら、ゾロ薬に換えれば、財布にも社会にもイイのだろうというのは解る。
          それなりの試験などして同等の効能が得られるように造られているのも解る。
          だけど、現実的にはどうやら全く同じというわけでもないらしい。
          その振れ幅が患者の症状にとってプラスに働くかマイナスに働くかわからない。
          換えてすぐは変化がなくとも、継続使用してから相性の悪さが発現、なんてことがないとも限らない。
          そして、患者がそのリスクを積極的に取ろうと思える程には、支払額に差が出ないことが多い。

          「ジェネリックあるのに選ばなかった課徴金」でも追加請求されるようになれば
          少しは状況が変わるかもしれないが、個人的には勘弁してほしいところ。

          • by Anonymous Coward

            へ?
            例えば、この間処方してもらった抗生物質のレボフロキサシンなんか値段全然違うんだが。
            http://www.okusuri110.jp/cgi-bin/dwm_yaka_list_sen.cgi?6241013&%83... [okusuri110.jp]

            後発の薬効の問題はまぁ疑問持たれても仕方ないわな、治験量も少ないうえに、実際の使われてきた実績と比較されてしまうんだから。
            この辺は後発薬の使用量が増えて情報が増えれば改善されると思うが。
            当然後発全体じゃなくて個々の薬毎に、ってことだけど。

            • by Anonymous Coward

              薬代(消費者が薬局に支払う額)に占める薬価の割合は20%程度だから,ジェネリックの薬価が仮に先行品の1/3だとしても,薬代は1割強しか値段が下がらない.

              TPPで牛肉の関税が撤廃されても,チェーンの牛丼の価格にはあまり影響が出ないのと同じ.

        • by Anonymous Coward

          例えば「アレグラ」のジェネリックの中には、同じメーカーが作ってるのがあるそうですよ
          「これなら大丈夫」って主治医に言われました

          • by Anonymous Coward

            オーソライズドジェネリックってやつですな。

            薬価の絡みあるから、別製品にしないとだめなのかも。

      • by Anonymous Coward

        その副成分が効き目や吸収率に影響があるなんて場合も…。

        • by Anonymous Coward

          開封後の使用期限がある物だと容器の性能とかもあったりする。

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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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