nameforslashdotの日記: 情報の自己増殖スパイラルとはなにか
----- Original Message -----
From: " Matsuda"
To: "クリエイションハウス"
Sent: Monday, August 18, 2003 2:03 PM
Subject: 松田新平でございます
クリエイション・ハウス御中
xxxx様:
プレーンシステムズ松田でございます。先日はどうも失礼しました。
貴兄の好判断によりxx-治療不可-xx君、奴隷皇子君と話をすることができました。
感謝です。
さて、貴兄にお送りすると約束した中島らも「空からぎろちん」ですが、お盆休み
をまたがってしまい取り寄せに時間がかかるため、それまで、インターネットサーベイ
mlに投稿した文章を手直ししてお送りします。御笑覧くださいませ。
インターネットサーベイml
http://www.mars.dti.ne.jp/~hagi/ml.html
【人を動員することについて:
日経エンタテイメント 2003.09号P13、「世界の中心で、愛を叫ぶ ベストセラーまでの
長い道のり」によれば、
・同書は2001年、初版8000部で発売
・四ヵ月後に2000部、八ヵ月後に2000部の増刷
・雑誌「ダ・ヴィンチ」2002年4月号の「泣きながら一気に読みました」という
柴崎コウのコメントが帯に使われる
・柴崎コウが2003年1-3月のドラマに出演、同世代の女性の人気を獲得
ここからが面白い、
・本の売り上げが一気に加速、2003年4月には累計10万部
・ベストセラーとしてメディアに取り上げられることが多くなる
・累計50万部
・小学館に映画化やドラマ化の話が寄せられている
気になるのは最後の四行です。自分が解釈するならば、売れているという情報そのものが
メディアによってニュース化され自己増殖させられる。自作自演、右手で火種をつくり
左手で団扇であおぎ、隣の人が油を注いでみんなで焚き火をし、という風に見える。
この、いわば情報の自己増殖スパイラル(仮称)をうまくまわすために重要なのはやはり、柴崎コウに、
彼女のギャラが安いうちに目をつけつばをつけておく予感能力、予知のセンスです。
もちろんもとになる作品そのものの力は必要です、それがなければめっきがはがれるでしょう、大金をかけて
有名タレントを使って広告を打ったけれどポシャッたサービスがウェブ業界にもあります。ねえ大橋巨泉さん。
でも、最初の八千部が50万部を超えるまでになるような大ヒットを打つためにはなにか起爆剤が必要だとおもわれます。
どんどん先に進みますが、この予感能力/予知のセンスは暗黙知であり言語化論理化構造化ができません。
わからない人にはわからないし、わかる人にはその理由が説明できない。勘、と言われることがあるようです。
○参考:
・沢木耕太郎「人の砂漠」収録「鼠たちの祭り」
・小林信彦「極東セレナーデ」
・中島らも「空からぎろちん」
・柳田邦男「撃墜」
・不詳わたくしがいったいなぜ、当時海のものとも山のものともつかなかった日本ソフトバンクに入社したか。
「撃墜」では、大韓航空機撃墜事件の747便はスパイ飛行をしていたという説を、人から人へと紹介されながら布教して
回っていた元外交官の行動について柳田が分析しています。それ以外は、他人からは狂気とも無謀ともとれるすべての
関心をひとつところに集中させる山勘の実際について書いてあります。「極東」はアイドル売り出しに奔走する広告代理店の
男、「鼠」は相場師の実録。
○蛇足: これから来る、と俺が勝手に思い込んでいるアイドルは安達祐実です。
http://www.sunmusic.org/yumi/index01.htm
http://www.netsquare.com/photo1/star/japan/yumi_adachi/gallery1.html
向こう1,2年内にもう一度大ブレイクの予感がする。彼女は子役からの脱皮にうまく成功してはいませんが、顔と体のアンバランスさ
がすごい。ここ1.2年です、その不安定な魅力があるのは。…芸能界にもべつにくわしくないのでこんなに書いてしまって恥ずかしい
はずなのですが、「書かなければ何も始まらない」というaskの法則を信奉しているし、いまさら多少の恥が加わったところでおれは
なんとも思いません。
○さらに蛇足:俺の親友、齋藤まひろは世間が騒ぎ始めるそのまえに上戸彩について俺に教えてくれました。雑誌の表紙という表紙に
彼女が載り始める数ヶ月前です。まひろさんが注目し始めたのはさらにその前なのでしょうね。いま彼女が何に注目しているのかおれは
とても関心があります。
○もうひとつ蛇足:つまらなくても、興味がなくても、おれは、おれが認める人が関心を持っていることには注目します。
だからロフトプラスワンに出かけ、SABE「阿佐ヶ谷腐れ酢学園」TAGRO「マフィアとルアー」を読み、クラブ(発音平板に)に
出かけ、タカイチアラタ氏の本を読み、椎名林檎とt.A.T.uを聞きます。ああ、詩の様に美しい日記を綴られる方が感動していた
のでグレッグ・イーガンの第二短編集を買いました。
俺はよそさまから恩恵ばかりうけとっています。カウボーイ・ビバップもサイゾーもおれの親友が教えてくれました。
高城剛さんはいま「ど・エンドユーザー」の目には触れないけれども業界内部ではとても注目されているということを
教えてくれたのもTyamaruでした。他の方からはDellを教わり、フランク・ロイド・ライトのサイトを教わり、
○最後の最後の蛇足:俺の関心事のひとつを書いておきます。お目汚しで申し訳ありません。すこしでも参考に
なれば嬉しいのですが、、
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298 :黒い羊 :03/07/13 06:14 ID:???
>死んだ人間のプライバシーを自由にしたいという発想が、すでに尋常じゃない
ちがう、逆。当該人物が死ぬまで、より正確にはその未亡人がなくなるまで
「正確な」伝記は書けない
/
ところが例外がある。たとえば壇一雄未亡人ヨソ子に綿密な取材をして沢木耕太郎が
未亡人の一人称で書いた「壇」がそれだ。
以下余談。googleで「沢木耕太郎 壇」を検索するとyomoyomoさんの感想がトップにくる。
彼のリンク集をみるとクズビデオ49日があるが、これはむかしおれがすか君からおそわった
サイトだ。ついでにすかくんと山形浩生さんはすかくんいわく「おともだち」で、yomoyomoさん
と山形さんは「山形浩生勝手に広報部」というサイトのBBSでやりとりしている。そこには崎山
さんがいるがこのひとはまえめたまんさんのmlにおいていただいていたころご一緒していた
坂村研卒のかたで、坂村研といえばTRONで、おれは1985年からずっと応援している。すか君が
未踏ソフトウェア創造事業にチャレンジするときいささか意見を申し上げたことがあるが、彼が
おしえてくれたのがはてなであり、いまおれはとても便利に使っている。
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なんだろうね、、見方を変えれば、先入観を捨てれば、知識のスキームを広げようという思いがあれば、
世界をトータルに見るつもりなら、あれやこれやはリンクしていて不可分だということに気づく、そう思い
至るのだよ、あなたにはそれがわかってほしいのだけれどね。おれは言葉が多すぎるか足りなさ過ぎて
あなたにフィットしないらしいのが悲しいのだけれど・・・。
/
一言: give & take は彼らの哲学、おれは give & give、then take.