nameforslashdotの日記: 死者とした約束はどうするか、otherwise(?)、敵とした約束は? 1
> 約束は、する方と守る方、両方生きてて 初めて成り立つもの。
> 死んだ人との約束を気にするのは、生き残った方のエゴです。
違います。死んだ人とした約束を守るのは生き残ったほうの
義務です。
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生きるということは、死者たちとの約束のなかにある。
こうして僕が君に手紙を書き、君が面倒くさいと思い
ながらもこの手紙を読んでくれる。
そこにはね、このやりとりの間には必ず「彼」が
いるんだ。君のおとうさんがね。
それは追想するのでなければ、無論、霊的に
呼び出すのでもない。そこには、明らかに生きた
配慮として彼がいるんだ。彼の視線が君を
見つめている。それが大切なことなんだよ。
それは無論、その視線が彼のもの、お父さんの
ものだから大事ということもある。しかし、それ
以上に、死んだ人間の、死者の視線とともに
生きることぐらい大事なことはないんだ。
どんなときにも、彼は君を見つめている。
その視線は、君にみっともないこと、品の
ないこと、不公正なことをしないよう強いる。
明るみになったときに、言い訳の立たない
ような卑劣なことをしないよう強いるんだ。
君がするそのことを誰に知られても大丈夫か、
とその視線は尋ねる。
それだけではない。
その視線を感じることで、君は、人生が現在
によってだけ成り立っているのではないことを
わきまえる、感じることになる。
生きるということが、ただ現在の喜怒哀楽
ではなく、過去に生きた多くの人々の
喜びや悲しみとともにあること、君の
喜びが、そして悲しみが、けして君一人の
ものでなく、さまざまな他者と共有する
ものであり、その他者たちをになって
生きていかなければならないということを、
君は感じることになるだろう。
お父さんだけではなく、数多くの死者が
君を見守り、君とともに生きていることを
感じるようになるだろう。
その感覚を大事にすれば、君はきっと
意義深い人生を送るれることになるだろう。
生きるということは、生者たちのみとともに
あることではない。
むしろ死者たちとの約束のなかにあるんだ。」
(岐路に立つ君へ-価値ある人生のために / 福田和也)
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