narcotic90の日記: ■□ 技術者とわたし □■
日記 by
narcotic90
場末のキャバ嬢生活を送っていた4年前、私は客に電話しない、指名とれない、ハウスボトルonlyでチェックさせる、という店にとって大迷惑な奴だった。美人じゃないってのも大きな要因だがね。って余計なお世話だ。家に鏡くらいあるわ、ボケ。・・・そんな私にも指名してくれる客層っつーのがあって、何故か30代の自由業、定年間際のオッサン、そして技術者には助けてもらったものだ。
そう、私の働いていた店っつーのはいわゆるパブキャバレー。銀座・新橋の高級クラブではない。おまけに場所は京浜地帯ときたもんだ。客の半分以上は10代・20代の建設関係で働く虎壱の艶姿が何とも云えない(つか、汚らしい)若者共。んで、残るは薄倖な娘たちに同情と興味を寄せる奇特なオッサン、そして川崎・横浜辺りに点在する富○通やら○ャープやらで活躍する技術者なのである。
京浜で働く技術者ってのは都心では飲まないようだね。給与が余りよろしくないのか、住居が神奈川なのかはわからないけど。そして大変お行儀が良いのだ。騒がないし、タクシー代出してくれるし(遊び方知らないだけか?)、でも話題はウィットに富んでいるし。チェック時になると「そんなにするのかよ」とか「もっと安くしろや」とか「会長呼ぶぞ」(「や」の字も多かったのだ)とかごねる人間が多い中、彼らは仏様だった。少なくとも私にはな。
彼らは元気だろうか。今でもあんな場末の店で鬱憤を晴らしているのだろうか。たくさんの事を教えてくれたけど、今となってはそれが身になっているのか、はたまたすっかり右から左で忘れてしまったのか、知る由もない。