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nis-tosiの日記: トリウム溶融塩型の原子炉を中国は選んだ。 2

日記 by nis-tosi

さよならウラン、 こんにちわトリウム

中国は、世界的に広く使われているウランより安全なトリウム溶融塩を使用した次世代型の原子炉を開発することに決めたのは311以前という。

今現在、全文を読んだわけではない。
これまで聞きかじったところを無責任に空想で膨らませてみる。 ウラン型はプルトニウムの製造がアメリカの裏目的で、開発を推し進めて、そのまま日本に売り込んだ。 作った原子炉は外販したいから。

地震国にふさわしいかどうかは知らないてのがアメリカの立場。 嫌なら買わなきゃいい。

アメリカの言うとおりにしておけ。てのが当時の親米政治家。

この議論は、nis-tosi (24498)によって ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
  • 政府も裏では核保有を考えて検討してましたし、海外ではみんなやってるからという意味でも
    当時、実績あって処理技術が確立していて商売もできていたウラン系核燃料を使った原子炉は
    普通の選択だったんじゃないでしょうか。最終廃棄物処理だけはいまだ決め手になる答えは出てませんが。

    # 実際には、軽水炉で作られるプルトニウムは核兵器で使われるPu239だけではなく、
    # 使用に適さないPu240なんかも多量に作られるので、兵器転用は難しいのだったかな。
    # 高度な技術で無理すれば作れなくも無いといったレベルだったような。

    トリウム溶融塩炉はウラン原子炉より良い点がたくさんあることになってますが、
    技術開発が継続されていないので、今からやる場合60年代後半の技術に
    今の技術を接ぎ木したようなものになるでしょう。
    FUJIみたいに日本でも設計検討段階までは行われていますが、モノは無い。
    実績としてある米国ORNL実験炉稼動期間も4年ぐらいで短いです。 [rist.or.jp]
    # トリウムをペレットに加工した固体燃料で使うタイプなら今でも稼動中の原子炉があります。

    おそらく、これからウラン燃料を使った原子炉と同様に30年とかの長期間
    稼動させていくと、溶融塩炉にも問題点が出てくるだろうと思います。
    中国がコレに投資するのは、既に核兵器は持ってるし、
    燃料となるトリウムも厄介な廃棄物としてすぐ入手できる場所にあるからでしょうね。
    あと、実際に長期稼動させると出てくる問題に対処する方法を開発すれば
    知的所有権で優位に立てるとか、そういった思惑かなと思います。
    おそらく、実験炉では見えてこなかったいろいろな問題が発生するでしょう。

    例えば、この炉は強烈なガンマー線を発する物質が生成するので、
    何らかの理由で燃料が漏洩した場合に検知しやすいのはいいのですが、
    放射線を遮蔽するのが大変で、高温の液状核燃料を循環させるシステムだから、
    停止させてのメンテナンスには固体燃料棒の扱いとはまた違った難しさがありそうです。
    現在検討中の設計資料を見ると、できるだけそういうメンテが必要な事態にならないよう
    設計で対処する方針みたいですが、いざ何か起きて手を入れるとなるとどうなるやら。

    下手に人が入るよりも、反応停止させて放射能が安全なレベルに落ちるまで放置するのが
    実は最善だったりするかもしれません。また、このシステムでも反応停止させた後に
    崩壊熱除去系をずっと稼動させないといけない点は普通の原発と変わらないですよね。

    • 遅レス申し訳ありません

      なるほど技術開発の予算配分過程において、 筋のいい技術かどうかの見極めが重要ですよね。 見極めるのが政治になっちゃって、当時、ウラン系が筋がいいとされた理由として、

      • 核兵器転用の可能性を高く評価され予算がついた
      • 同じことを考えている国が多く技術開発が進んだ
      • 一方、トリウム系は予算がつかず研究開発が途切れてしまった

      ってことなんでしょうね。かなり単純化していますがw

      原子力は駄目って社会的背景のなかで、トリウム系はまともに取り合ってもらえなくなる危険性を感じませんか?

      現実解の一つとしてきちんと議論がされていればいいと思います。きちんと比較すれば、風力や、太陽光より有望でも、、、

      親コメント
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