nqの日記: MacBook Air の kernel_task 暴走問題
初代MacBook Air (1.6 GHz, HDD 120GB)がちょっとした動画再生などを行うと、kernel_task が CPU の 150% をとってしまって、極端に反応が悪くなるという問題がある。検索すると、よく知られた問題で、熱設計の不備と、それにうまく対応できないOSとの両方あいまって生じた問題のようである。昨年の夏は、それでもどうにかやり過ごし、冬の間はそれほど問題は起きていなかったが、この5月以降、堪え難くなってきた。で、CoolBook を導入。マニュアルにしたがって、Undervolting 試験。低電圧駆動を試すと、CPU最高周波数の1.6GHz ですら、最低電圧の 0.9V で動くことがわかった。ということで、以下のように設定。
Adapter使用時:
- Frequency 600,700,800,1200,1400,1600 MHzの6種類の周波数に対して、すべて 0.9000 V の6段階設定。
- Throttling level; Medium
- Templimit 70 deg C
Battery使用時:
- 600, 700, 800 MHz3段階、すべて 0.900 V
- Throttling level; Medium
- Templimit 70 deg C
$10 払ったが、これで、kernel_task 暴走は起きなくなった。
まあ、CPU の低電圧駆動耐性の個体差を Apple がコントロールするのは難しいだろうから、サードパーティの製品で対応というのもやむを得ないかも知れない。
しかし、kernel task に CPU をわりあてて、温度が下がったら、CPU割当をユーザーに戻してほしいけどな。
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