numaの日記: 雲のむこう,約束の場所
日記 by
numa
新海誠監督の 「雲のむこう,約束の場所」を観たので,感想を書いてみよう. この日記は,「ほしのこえ」で始まっているので,何か書いておきたい.
これも,「ほしのこえ」と同様,風景が実に綺麗だし, お話の内容も切なくていい感じである. 飛行機を飛ばそうとして,こつこつ作っているのも泣けてくる.
しかし,このお話のよく分からないところは政治向きの話の部分である. この世界(一応,並行世界という設定らしい)では, 津軽海峡で国家が分断されていて,北海道は「ユニオン」という別の国らしいのだが, どういう経緯で分断されたのか,全然説明がない. 最初は,大戦末期に樺太・占守島に侵攻したソ連軍が北海道まで占領したのかとも思ったのだが,どうも分断されたのはずっとあと(1970年代?)らしい.
青函トンネルを前提に作られた駅の廃墟も出てくるが,そこも,別に戦争で破壊されたわけではないらしい. でも,南北は軍事的に緊張しているらしく,最後には戦争になったりもする. そういう状況がお話の中で重要な役割を果たしているのに, そこに説得力がないので,いまいち乗りきれないのだ. まあ,「ほしのこえ」でも戦争の原因は結局分からずじまいで,単に背景として描かれているだけだったから,そういうものだ,と思えばいいのかも知れないが. もっとも,前回は謎の異星人だけど,今度の相手は地球人だからなあ.
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