numaの日記: 「乱歩地獄」
日記 by
numa
- 「乱歩地獄」 (テアトル新宿)
江戸川乱歩の短篇四つを映画化したもの. 浅野忠信がすべてに登場することを除けば,個々の作品に共通する部分はない.
よくもまあ,なんとも狂った作品を選んだもので,どれもこれもエログロ風味にあふれている. イケメン俳優目当てに観に来たと思しき婦女子たちもいたけれど, こんなエグいのを観てどう思っただろうか.
「恐怖奇形人間」は別格として,(特に,初期短篇の)乱歩作品の雰囲気をよく再現している作品ではあるが,後味が悪いので,口直しは必須である. 寝る前に観ると夢見が悪いことは保証する.- 「火星の運河」(竹内スグル監督作品)
原作自体がイメージビデオを文字で書いたようなものなので, それを映像化した作品がイメージビデオになるのは当然か.
原作の方がもっとエロかったように思うけれど,雰囲気はこんなものでしょう. でも,やっぱりエロに振ってくれた方が好きだな. - 「鏡地獄」(実相寺昭雄監督作品)
「D坂の殺人事件」に続く実相寺監督作品. 前作と同様,原作とは全然違う展開になりつつ,最後まで観てみるとやっぱり原作の映画化にふさわしい感じがする,不思議な作品となっている. やっぱりエログロ趣味が濃厚で,しかも「怪奇大作戦」的なノリでやってくれるので嬉しくなってしまう.お勧め. - 「芋虫」(佐藤寿保監督作品)
戦争のイメージ映像に第2次大戦の絵を使ったせいで誤解してしまうが, 原作同様,大正時代が舞台の作品である. 余計な登場人物が多いので混乱するが,主要登場人物2人(岡元夕紀子・大森南朋)に関しては原作に忠実な話であった.
一瞬,この映画は成人指定だったっけと思ってしまうエロ加減が嬉しい.
ところで,この作品「パノラマ島奇談」も混ぜてあったのかな.さわりだけ, そういう話が混じっていたような気がするけど. - 「蟲」(カネコアツシ監督作品)
現代風にアレンジしてあるが,実は一番原作に忠実なのかもしれない.
ということは,原作のエグいところも忠実で……お食事直後の視聴は避けることをお勧めします.昼飯抜きで観たことを感謝したのは初めてだ.
- 「火星の運河」(竹内スグル監督作品)
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