okkyの日記: Robust vs Optimal
どことはいわないが、 /.J の日記で幸福論を叫んでいる人たちがゴロゴロ見当たる。
「私は他の人とは違うの」とか
「お金が大事ざんす」とか。
面白いので、私も書いてみよう。
私の幸福論は、
どうでもいいことは Robust に
興味のあることは Optimal に
だ。
Robust というのは「堅牢」と言う意味だ。簡単に壊れない事。簡単に壊れないものは手間が掛からない。手間が掛からないからなるべく関与しなくて済む。どうでもいいことだけれども、どうしても必要な事に関しては手をかけたくないから Robust がいいわけ。
Optimal というのは「最適」と言う意味だ。最高の性能を出せると言う事。興味のあることには手間隙を惜しむ人はいない。だから手間隙をかけて、かけた甲斐がある結果を出したい。手間隙かけて大失敗、というのはたまにならば楽しいが、年がら年中は嫌だ。
例えばお金を稼ぐ事を考えて見よう。話を簡単にするためにデイトレードでお金を稼ぐ事にしてみる。毎日朝から晩まで株の値段が上下するのを監視し、ここだっというタイミングで投資・回収をかける。
これが楽しい人にとって、デイトレードでの行動は Optimal なものになる。つまりずーっと監視して、最大収益を上げるのが最良の戦略になる。
でも、私はそれはあまり楽しくない。プログラムを書いている方が楽しい。だから、株に投資する場合、デイトレードであっても Robust な戦略を選ぶ。つまり、朝買って夕方売るときに値段が上がっているものを選ぶ。上昇率や一日における利幅は少ないが、これならプログラムを書くために集中している最中に値段が激しい動きをするかもしれない…などという心配をする必要は無い。これが Robust な戦略。つまり「手をかけなくてもなるべく大丈夫なようにする」戦略。
実際には集中が続く限り邪魔されたくないので「夕方に売る」ために手間をかけるのも嫌だ。だから私はデイトレードには手を出さない。
料理だってそうだ。料理が上手に作れて、料理を作るのが大好きな人は、手間隙をかけた料理を作る。これが Optimal。料理を作るのが下手で、できれば時間をかけたくない人は、「簡単レシピ」を覚えたり、冷凍食品などを適度に使い込む。これが Robust。
人生における不幸とは、自分が楽しくも無ければ興味も無い事に Optimalな戦略を使う事を余儀なくされ、興味のあるものに Robust な戦略を使う事を余儀なくされる事だと思う。挙句の果てに、選んだ戦略が間違っていて、大失敗…と言うのが最悪のパターンだ。
幸せであるためには他人と違わなくてはいけない必要性など無い。幸せであるためにお金持ちにならなくてはいけない、と言うのも嘘だ。自分にとってどうでもいいことに関して、他人と同じだからといって何を恥じる必要があると言うのだ。自分が興味の無い事を延々やらないとお金が儲からないなら、何が幸せなものか。
幸せとは、自分が興味を持っている事に凝る事ができ、興味の無い事に凝らなくてよい事をいう。ごらん、オタク達の幸せな事。彼らは自分が好きなことだけに集中し、どうでもいいと思っていることにとことん気を配らない。だから彼ら自身は(少なくともこの瞬間は)幸せなわけだ。彼らの行動の唯一の問題は、その幸せな時間を継続させるための努力を限界まで怠っている、という点にしかない。
まぁ、そんな感じなのだが、どうだろう?
ちなみに私にとってOptimalであって欲しい事は、
・寝る事
・本を読むこと
・ご飯を食べる事
・風呂に入る事
・コンピューターをいじる事
の5つだ。他は本質的に Robust がいい。
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