okkyの日記: Creativity 1
創造性とか創造力といわれるものは、基本的に2つの能力のどちらかがあれば発揮できる、と聞いたことがある。
- 他人と同じ情報を、他人と全く違う視点から捉え、判断する能力
- 他人と違う情報を収集・蓄積する能力
この2つのどちらかがあれば、他人と違う発想が生まれるのだそうだ。
「創造力がある」≠「使えるアイディアが生まれる」
というのも一方で真ではあるが、創造力がなくては新しいものは作れない。
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で、表のストーリー「宮崎駿曰く「iPadをいじってる姿は自慰行為のよう」」
私はこの宮崎駿監督が言わんとしていることが判る気がする。
最初から、他人と同じ情報を他人と全く違う視点から捉えるのは難しい。ほとんど天賦の才に近いものを必要とする。
だから、大抵のクリエイターは「他人と違う情報を収集・蓄積」することから始める。そこから得られた発想を繰り返し模索しているうちに、他人と同じ情報に対しても、違う視点が持ち込めるようになる。
iPadに限らないが、インターネットのようなものは 究極のマスメディア だ。ひとつの画面から見る限り、それはとてつもなく広大な、1つの「インタラクティブな番組」で、万人が同じものを見ることができる。iPad上に映る情報を見て、クリエイティビティを発揮できる人というのは、すでに「他人と違う視点から捉える」ことができるようになった人だけだ。この能力が与えられておらず、訓練もされていないなら、ただの消費者に堕すだろう。
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じゃぁ、殆どの人は消費者で構わないのか?
多分宮崎駿監督は「そうじゃないだろう?」と言いたいのだと思う。もちろん、全てのことについて創造性を発揮できるのは無理だ。でも、「何か1つぐらいは」創造性を発揮できるジャンルがあって、その上で他のジャンルについては消費者であるのなら構わないが、
全てのジャンルについてただの消費者=単なるレイバーワーカー
というのは、違うだろう、と。それは形を変えた、自主的奴隷制度 に過ぎないじゃないか、と。
だから、膨大な情報に無配慮にさらされ、単なる消費者になる可能性のある iPad のようなデバイスを、創造力を十分鍛えられていない人が触るのは良くない、と考えているのだと思う。また、その事実を全く思慮せずに、ヘラヘラと使っているのを見ると虫酸が走るんだろう。それはまさに 奴隷根性 の形を変えたものなのだから。
そして、2chだのなんだのによく出てくる意見があまりにもこの奴隷根性そのものなのが、激怒したくなるポイントなのではないかと。
相変わらずでございます (スコア:1)
宮崎さんが 2ch をどう思っているかはわかりませんが、借り物の知識や表現には嫌悪感を隠さない方ですね。