okuの日記: Free DCE 1.2.2
二日ぶりの我が家です。
さて、The OpenGroup が DCE (分散コンピューティング環境 - Distributed Computing Environment) のソースコードを LGPL ver 2.1 で公開 しました。 DCE というのは、Windows の COM/DCOM に相当するものです。 というか、大概 COM/DCOM とそのまんま同じです。 この方面の歴史には疎いので、Windows の COM と Unix の DCE のどちらが先達でどちらが真似っ子かはよく知らないのですが。
通常、Unix で RPC (Remote Procedure Call) と言えば、Sun の RPC (nfs とかで使う奴) ですが、DCE の方も「OSF の RPC」等と呼ばれることがあります。 多分、歴史的には Sun の RPC が相当先行していたはずですが。
いずれにせよ、これで OpenMotif や KornShell に続く形で、商用 Unix のコンポーネントの一つがソース公開されたことになります。
正直言って、Motif や ksh に比べて「広く利用されて来た」とは言えない DCE ですが、今後の利用者拡大につながるでしょうか?
私の予想は「否」です。 Motif 同様、公開が遅きに失したと考えるのが正解でしょう。 既に DCE は多くの free Unices 使いにとって必要とされなくなっているように思います。 Motif であれば、かつて Motif 向けに書いた apps を保守するのに役立つという事もあるかも知れませんが、DCE では ... まあ LGPL ですから、既存の分散ライブラリにソースを流用しやすい、という解釈はできそうです。 ひょっとすると、TOG もそういった利用法を想定しているのかも知れません。
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