oruseの日記: 金田のバイクか 5
昨日、「効果の見える化」なんてコメを書いたが、調べるとでんき予報のサイトで、過去の実績データを公開している。6月分はここ。
昨日(6/27)は、梅雨明けのピーカン晴れで、太陽光発電には有利な日だったとみえて、太陽光発電量(電力使用量に対する割合)が、最大で26%あまりと結構な比率となっている。
が、発電量が時間帯によって、ピーキーすぎて使いづらい電源だなぁというのが、素直なところ。1,000万kWを超えてくるのは、8:50~14:20までで、まだ日が高いと思える14:20過ぎに1,000万kWを切り、そのあとは急減する。これは熱のせいで発電効率が落ちるためか。
こういった発電特性だと、仮に太陽光パネルの設置面積を、現行の倍に増設すると仮定しても、この特性の山の頂上が2倍になるだけで、ピーキーさは変わらず、安定運用するにはほど遠く、別の補助電源が必須になるように思える。
雨の場合は、もうはじめから発電しない。今月だと、6/6が一日雨だったようだが、最大でも7%にしかなっていない。風力で補完しようにもとても足りないだろう。
日本には残念ながら、海から吹く風樣に守られている風の谷はないのだ。
ここまでピーキーで発電できる条件が厳しく、発電しない時間帯が長いと、充電装置があったとしても主力電源にはならない可能性が高いようにも思える。
ひまわりのように動的に日に向けるか、固定型でも敢えて向きをずらし、発電する時間帯をシフトするか、せめて太陽との角度が多少ずれても効率がここまでは落ちない技術革新がないと、このまま進めてもお金の無駄使いになりはしないか心配になってきた。
日本よりもっと効率のよい立地で発電し、水素なりアンモニアなりギ酸などに加工して、世界規模で供給網を整備しないと、先はないようにも思えてきたのだが、如何なものか。
雲がでたのでは? (スコア:1)
これでみると、昨日は午後、急に落ちていますが、本日はそうでもないようです。
http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/energy/electrica... [nii.ac.jp]
Re:雲がでたのでは? (スコア:1)
まぁそうやって文字通り雲の行くままみたいな特性だから役に立たないんじゃね?って話ですし。
フライホイールしかない… (スコア:0)
ビルの地下に真空に引いたチャンバー作って超電導軸受けの上で鋼鉄の独楽を回そう
Re: (スコア:0)
鋼鉄でなくCFRP [hardware.srad.jp]にしてほしかった。
ピーキー警察だ (スコア:0)
AKIRAの映画以降、ピーキーの使い方がおかしくなっとる。