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patagonの日記: 本 ユニバーサルデザインの考え方―建築・都市・プロダクトデザイン/監修 梶本久夫

日記 by patagon

読了。
ユニバーサルデザインの考え方―建築・都市・プロダクトデザイン/監修 梶本久夫
丸善 ; ISBN: 4621049704 ; (2002/06)
501.8ユ

桑沢デザイン塾で行われた4名の講師による特別セミナー「ユニバーサルデザイン」を改題したもの。
講演を文章にしたものなので読みやすい。1時間半ほどで読める。

この本はユニバーサルデザインにするためにはこういう形の(狭義の)デザインにしなさいという内容の本ではない。
それ以前のユニバーサルデザインとはどういうことか、それを実行する上でどういう意識でいるべきかというものである。
いい本だ。

各章をコンパクトにまとめた本の裏表紙の説明がいい表現なので引用。

第1章 ユニバーサルデザインのまちづくり
田中直人
「よそいき」の福祉のまちづくりは大震災でその脆さを露呈しました。

第2章 日本型ユニバーサルデザインを構築するために
川崎和男
「七つの原則」を日本流に改めて見直してみるべきではないか。

第3章 ユニバーサルデザインの一日―プロダクトデザインから建築まで
エドワード・スタインフェルド
  ユニバーサルデザインを絶対的存在に位置づけるのではなく、
「考え方や態度といった一つのプロセス」として用いることにしています。

第4章 建築環境とユニバーサルデザイン―ユーザー視点の施設づくり
外山 義
  施設が「高齢者の出番」、つまり何かを作ったり、人を助けたり、働いたり、
そういう生活の中身を奪うことで、高齢者の生命力をしぼめてしまうのです。

その他用語
ユニバーサルデザインの流れ1
WHO 1980年国際障害者年、その10年前の1970年に世界の学識者達に障害のある人達に向けた調査報告書の作成を依頼。

そのうちの一人がノースカロライナ大のロバート・メイス。彼が1974年にWHOに「バリアフリーデザイン報告書」を提出。その中で「ユニバーサルデザイン」という言葉を使う。7原則も彼の提唱。彼は1998年の第一回の国際ユニバーサルデザイン学会で講演を行うも1週間後に死亡。

ユニバーサルデザインの流れ2
1960年代からのベトナム戦争で障害をもつ人が急増。1990年のADA(Americans with Disabilities Act:アメリカ障害者法)

***
ユニバーサルデザインの7原則
ユニバーサルデザインはバリアフリーとは異なる。さらにその先にある。
障害がある人だけではなく、いくら健康な人でも加齢すると昔と同じような生活をおくりにくくなる。
障害があるなしではなく、皆が考えるべき、関わっている問題である。
ユニバーサルデザインとは障害外をもつ人、持たない人、誰にでも使いやすくというものにとどまるものでもない。
ユニバーサルデザインとは説明するのが難しいが、あとがきの注がうまく言い表しているかも。

あとがき―ユニバーサルデザインは社会参加のデザイン

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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