patagonの日記: 本 マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”
マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―少年・軍人時代編
コリン・L. パウエル (著), ジョゼフ・E. パーシコ (著), 鈴木 主税 (翻訳)
文庫: 374 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4042874010 ; 少年・軍人時代編 巻 (2001/03)
マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―ワシントン時代編
コリン・L. パウエル (著), ジョゼフ・E. パーシコ (著), 鈴木 主税 (翻訳)
文庫: 270 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4042874029 ; ワシントン時代編 巻 (2001/03)
少年・軍人時代編は12月に、ワシントン時代編は先週(1/4-6)読んだ。少年・軍人時代編は読むのにちょっと時間がかかったが、ひきつけるものがあって最後まで読めた。ワシントン時代編は面白くすぐに読めた。
彼は高い能力・スピリット、優秀な成績を収め陸軍で昇進をしていく(彼は優秀でなかったというがそれは謙遜だろう)。しかし能力があるゆえに軍隊以外のホワイトハウスや国防総省からも声がかかり、そこの仕事をしていくはめに。本人は陸軍に戻りたいと思えば思うほどそこからかけはなれていく。彼の著を読んでいると、この20年でアメリカの政治・外交で聞いた名前がどんどん出てくる。こういう仕組み、流れ、裏側、背景だったのかとわかり面白い。冷戦中から冷戦後のアメリカに関わってきたのだ。
彼はジャマイカ系移民の子である。白人以外の人種を登用して、人気を稼ごうという政権の思惑もあるとは思う。しかしそれを差し引いても、また彼の著であることを差し引いても、彼はすごい人で人をひきつけるものがある。
彼は軍人である。私はそれで彼を批判しない。もちろん戦争はないほうがいいと思っている。彼は軍人だからといって無制限に武力の行使を説くのではない。むしろアメリカが武力を行使するには、多くの前提が必要と説く。そしてその中には「大義なき戦争はしてはいけない」ともいう。第2次湾岸戦争はその点においても彼を苦しめているのだろう。
しかしそんな彼をもってしても、今のアメリカは救えないようになってきている。政権内の孤立が原因とうわさされているが、彼は国務長官を辞職することとなった(実際はどうだかわからないが)。彼が政権を去ることはアメリカ、世界にとって大きな痛手となるだろう。
若ければまたいつの日かというのもあるが、1937年生まれでまもなく70歳。彼にいい仕事をしてもらうには、やはり今しかないんだけどな~
いつの日かこの本が書かれた(今を含む)1995年以降のことについて彼の記述を読みたいが、それを書けるのはもっと先だろうなぁ。
今、統合参謀本部議長時代編を借りてきているが、すぐに読むのはもったいなくて後回しにしている。
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