patagonの日記: [読書]アラビアの夜の種族〈1〉 (文庫)THE ARABIAN NIGHTBREEDS/古川 日出男
日記 by
patagon
アラビアの夜の種族〈1〉 (文庫)THE ARABIAN NIGHTBREEDS
古川 日出男
文庫: 277ページ
出版社: 角川書店 (2006/07)
ASIN: 4043636032
単行本(2001年)が分冊化されて文庫で出たもの。面白い。分類分けするのも野暮だが、SFかファンタジーが適当だろう。詳しくは明日書こう。虚構の中の語りの中の語り。IF文が深いプログラムを読んでいるようだが。下手すると自分(読者)自信が読むことによって憑りつかれそうだ。「ベルカ、吠えないのか?」があまり面白くなかったが、この本は(今のところ)面白い。著者の代表作は、今のところこちらにすべきだ。
聖遷暦1213年 1月(西暦1798年6月から7月)のカイロ、イスラームの世界が最初の背景(この最初から著者の創作なのだが)。ここにフランス(ナポレオン)が攻めてくる。為政者を本に没頭させ、敗れるようにという凄い計略…
1巻は第4夜からちょっとだれてくるが、まぁ、よしとしよう。ジンニーアの言葉使いもちょっとおかしいというか、話し全体とちょっとずれている。例えばP261「挑戦してちょうだい!」、P262「ようござんす」…おいおい、同じ邪悪な蛇神がしゃべる言葉には聞こえない。
1798年、ナポレオンの率いるフランス革命軍は、英国牽制のためにカイロに攻め入ろうとしていた。当時エジプトを支配していたのは、傭兵階級が支配するマムルーク朝だった。支配階級である23人のマムルーク・ベイの一人であるイスマーイールは、近代軍隊の怖さを知るがゆえに、圧倒的な不安に蝕まれていた。このままでは、マムルークは全滅するのではないかと。
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