patagonの日記: [読書]ウルトラ・ダラー (単行本)/手嶋 龍一 (著)
ウルトラ・ダラー (単行本)
手嶋 龍一 (著)
単行本: 336ページ
出版社: 新潮社 (2006/2/28)
ASIN: 4103823038
サイズ (cm): 19 x 13
アメリカ同時多発テロ事件(9.11事件)発生時(といっていいのか?しかも現在進行形なのに)、いつテレビをつけてもNHKの画面にはワシントン支局長の彼、手嶋 龍一が出ていた。2チャンネルではテッシースレが盛況だった。その彼がNHKを辞めた後に出した作品。
スーパードルを上回る精巧な偽札ウルトラ・ドラー(ドル)。それを追うBBC日本支局員(イギリスの諜報機関員の働きも行っている)とイギリス時代に大学同窓生だったアメリカ財務省の諜報機関員。そして彼らを取り巻く日本の官房副長官、外務省アジア太洋局長、偽札判定機メーカー等。舞台は日本、モスクワ、バンコク、香港、ミャンマー、ソウル、北京、ピョンヤン、そしてパリ。そこに絡んでくる1960年代から80年代の拉致事件、偽札で得た利益でのウクライナから不正輸出して得ようとしたミサイル(トマホークのコピーのX55)。
念のため書いておくがこれはフィクションだ。北朝鮮の偽札を中心として話が展開するが、最後に裏に中国の関与(というより北朝鮮の上を行くしたたかさの中国)という展開になる。しかしフィクションとはいいながら現実は彼の書いたフィクションのかなりの部分を後追いしたかのような状況となっている。この半年でも精巧な偽札、ミサイル発射。
現実を見ても、韓国も含め北朝鮮、中国には特に注意が必要だ。日本国内で暗躍する外国の諜報員、日本国内のもぐらも含め手嶋氏もこれらの国には注意が必要と言いたいのだろう。自分もそう思う。北朝鮮の背後には中国がいる。
テッシーの新刊は読めないまま返してしまった。
[読書]ウルトラ・ダラー (単行本)/手嶋 龍一 (著) More ログイン