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patagonの日記: [読書]村上春樹全作品 1979~1989 1 風の歌を聴け,1973年のピンボール

日記 by patagon

村上春樹全作品 1979~1989 1 風の歌を聴け,1973年のピンボール
単行本: 254ページ
出版社: 講談社 (1990/05)
ASIN: 4061879316
サイズ (cm): 21 x 15

風の歌を聴け(風)は大晦日に、1973年のピンボール(ピンボール)は元旦とさっき起きて1時間弱読んだ。1980年代か1990年代の初めにどちらも読んでいると思っていたが、読んでいたのは1973年のピンボールだけのようだった。といっても自分の場合、読んだ側から内容を忘れていくのだからあてにならないが。しかし自宅の本棚には文庫版で1973年のピンボールがあるので、こちらは確実に読んでいるようだ。

風は面白くない。しかしピンボールを読む上で外せない。二つで一つのストーリーが成り立つような感じだ。僕と友人の鼠、ジェイズ・バーの店主ジェイ、さらにあげるなら僕と一時一緒に暮らしていた双子の姉妹(208,209)。1960年代末から大学生だった僕は東京の大学に通っていた。休みに地元(東京から700kmなので神戸か?)に帰省してジェイの店で鼠と飲んで、ピンボールをやった。休みが終わり東京に戻り、学生生活を終えると東京で友人と翻訳事務所を営む。そして1973年に1970年か1971年に新宿か六本木のゲームセンターでプレイしたピンボール「ギルバート&サンズ社のスペースシップ」を探すという物語。あらすじはWikipediaあたりが詳しいだろう。実際は探すというよりもその時の鼠と僕を取り巻く生活を記したものと言ったほうが正確か。

ピンボールは後の作品での村上ワールドの片鱗がうかがえる。しかしどちらも初めて村上作品を読む人にはお勧めしない。つまらないだろうな。

今なんとなく思った。大昔、多分、羊をめぐる冒険を読み、それから1973年のピンボールを読んだような気がする。もし最初に読んだのが風の歌を聴けだったら、その後、村上の著作を手にとるのはためらったと思う。しかし村上を知る上では外せない。と今回読んで思った。なんかすっきりというか明確になっていくのを自分の中で感じた。

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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