patagonの日記: [読書]ブラックマネー―「20兆円闇経済」が日本を蝕む/須田 慎一郎(著)
ブラックマネー―「20兆円闇経済」が日本を蝕む Amazon
須田 慎一郎(著)
# 単行本: 251ページ
# 出版社: 新潮社 (2008/10)
# ISBN-10: 410459704X
# ISBN-13: 978-4104597048
# 発売日: 2008/10
# 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.4 cm
第1章 ヤクザマネーの奔流
第2章 不動産ミニバブルの影で跋扈した闇勢力
第3章 闇勢力に食い潰された新興市場
第4章 巨大銀行を狙う闇勢力
第5章 「黒い目の外資」とヤクザの奇妙な共生関係
月曜日から水曜日に読んだ本。今日も再度、拾い読みした。
ヤクザマネー。地上げと不動産転がし、そして投機。暴力団の金とそれをとりまく不動産業者や新興企業、都銀を始めとする金融機関。それらは暴力団に利用されるだけでなく、互いに利用し、自ら魑魅魍魎と化す共生者の面も持つ。
1990年代から2000年代初頭はバブル崩壊後、経済活動が停滞し、失われた10年と言われる。しかし実際はバブル崩壊後も地上げや違法な投棄が行われている。バブルは終わったともいえるし、続いているとも言える。一方で失われた10年は終わったわけではなく、姿を隠していただけで、サブプライムという形で姿を現し、今まで続き、失われた20年になろうとしているとも言える。悪い奴はいろんな手を使って、時代を作り、時代を利用し、儲け続けるということだ。
タヌキはお札が本当は葉っぱだと知っているから、なるべく早く本物と交換したい。
(略)
アングラマネーもまた、それがどんなに巨額の資金であっても、結局は実体のないカネに過ぎないということだ。それを実体のあるカネに換えるためには、マネーロンダリングが不可欠となるが、実はこの十年ほどの間に金融機関全体が向かっていた方向が、それにうってつけのスキームを提供するものだったということなのである。
すなわち、ファンドにデリバティブをかませることで資金を極大化し、さらに証券化により、債権を流動化するなどという金融テクニックはこの間、金融機関が顧客に提供したり自らが投資プレイヤーとなってファンドを組成する際にさんざん活用してきたものだ。
スルガコーポレーション、アーバンコーポレイション、オリックス、リキッドオーディオ、ライブドア、村上ファンド、みずほ、三井住友、新銀行東京、平成電電、クレディ・スイス。投資組合、ファンド、タックスヘイブン、外資。
「証券業界 魑魅魍魎 マップ 2008」
[読書]ブラックマネー―「20兆円闇経済」が日本を蝕む/須田 慎一郎(著) More ログイン