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Idle.srad.jpは、あなたの人生において完全な時間の浪費です。見るなよ、見るなよ。

15276870 journal
日記

phasonの日記: DNAの5番目の塩基Zの合成経路 2

日記 by phason

A widespread pathway for substitution of adenine by diaminopurine in phage genomes
Y Zhou et al., Science, 372, 512-516 (2021).

および

A third purine biosynthetic pathway encoded by aminoadenine-based viral DNA genomes
D. Sleiman et al., Science, 372, 516-520 (2021).

15276526 comment

phasonのコメント: Re:落下地点くらい調整せぇよ (スコア 5, 参考になる) 72

by phason (#4025563) ネタ元: 長征5号B、5月8日に再突入へ。

日本のH-IIBなんかも,第二段の制御落下に関してはまだ試験中(10年ぐらいやっていたはず)で,実用的とまでは言えない状況.
今回の長征に限らず,上段は制御されずに落ちるのが基本では.大抵燃え尽きるから.
最近だとSpace-Xなんかも第二段の燃え残りが落ちてきてたりしますし.

ただ,Space-Xの例でもあるように時々燃え尽きずに落ちてくるので,何とかしたほうがいいかなあ,という議論はある.
(JAXAがHTVとかの打ち上げの際についでに制御落下実験をやっているのもそのため)

15260489 journal
日記

phasonの日記: ミューオンの異常磁気能率にズレはない?(概略のみ) 1

日記 by phason

今週のScienceの記事経由でNatureのASAP論文(アクセプトされてオンラインでは公開されたけど,まだ巻号ページなどついてないやつ).

すでにいろいろなところで話題になっているが,ミューオンの異常磁気能率が標準理論の予測から外れているのでは?(=何らかの未知の物理があるのでは),という報告が出てきている.
これは物理学にとっては非常に素晴らしいことなのだが,ちょうど時を同じくして,「実は計算値の法が近似精度の問題でずれていて,ズレているという実測値は標準理論と一致するかも」という論文が出ている.

ということで論文を読んで……と言いたいところだが,さすがにこのレベルの計算の論文となると部外者にはさっぱりである.
曲がりなりにも読めるアブスト部分とか解説記事をまとめると,

15252399 journal
日記

phasonの日記: 金属ナノ粒子の堆積を使った3次元ナノ構造作成法 2

日記 by phason

"Three-dimensional nanoprinting via charged aerosol jets"
Wooik Jung et al., Nature, 592 54-59 (2021).

金属のナノ構造体は,その特異な電磁的な応答を利用してプラズモニックデバイス(*1)や光学的メタマテリアル(*2)への利用が期待されている.ただ,工業的に利用しようとなると「どうやってナノ構造を安価に量産するか?」というのは大きな問題である.特にメタマテリアルのように広い領域を覆う必要があるとなると,大面積に一気にナノ構造を作りこめるような製造手段が必要となる.
今回の論文で報告されているのは,真空チャンバー中に基板とそこから少し浮かせたマスクパターンを用意し,そこに向かって放電により発生させた金属ナノ粒子を吹き付けるだけでさまざまな立体的なナノ構造が作成できる,という論文である.

15106612 journal
日記

phasonの日記: ウィルスの変異は言語モデルで取り扱えるか? 4

日記 by phason

"Learning the language of viral evolution and escape"

B. Hie, E. D. Zhong, B. Berger and B. Bryson, Science, 371, 284-288 (2021).

ウィルスは非常に変異を起こしやすい存在である.その理由は(RNAウィルスの場合)RNAポリメラーゼのエラー訂正機構が貧弱であることや,(1本鎖ウィルスの場合)単鎖ゆえのエラー訂正の効かなさであったりといろいろあるのだが,とにかくウィルスは変異が速く,それゆえ免疫系が一度覚えてもその網をすり抜ける変異種が現れがちなことはよく知られた事実であろう.
今回紹介するのは,そんな「ウィルスの変異による免疫系からの逃れやすさ」が,機械学習による自然言語モデルを用いて推測できる,という報告である.

15010032 journal
日記

phasonの日記: タイヤがギンザケを殺す 10

日記 by phason

"A ubiquitous tire rubber-derived chemical induces acute mortality in coho salmon"
Z. Tian et al., Science, in press.

ギンザケはアメリカ北西部で遡上し産卵する代表的な水産資源である.しかしそのギンザケ,都市部において降雨の後に原因不明の大量死を起こすことが知られていた.今回の論文は,その原因究明を続けているワシントン州(DCではなく,西海岸最北の州の方)のタコマにあるCenter for Urban Researchやワシントン大学などを中心としたグループが,ついに原因を突き止めたという論文になる.

15008331 journal
日記

phasonの日記: 緑藻類において広範囲に見出された,巨大ウィルスの内在化

日記 by phason

"Widespread endogenization of giant viruses shapes genomes of green algae"
M. Moniruzzaman, A. R. Weinheimer, C. A. Martinez-Gutierrez and F. O. Aylward, Nature, 588, 141-145 (2020).

関連する部分を調べていたら,本論より長くなるというある意味本末転倒.いや,やっぱりウィルス周りは面白いですね.

14999300 comment

phasonのコメント: Re:検出用液体 (スコア 2) 4

by phason (#3932777) ネタ元: CNOサイクル由来のニュートリノを初観測

有機液体シンチレータだと,蛍光分子を混ぜることにより発光効率がかなり高くなります.
水は大量に用意するのも容易だし不燃性だしといった利点はあるのですが,同じエネルギーの高速粒子が発生した際の発光(主にチェレンコフ光などによる)の効率が低く,有機溶媒(と蛍光分子)を組み合わせた場合の発光効率とは1~2桁ぐらい発光効率が違うようです.
このため,例えば日本のKamLAND実験などでも有機液体シンチレータが用いられています.

14998546 journal
日記

phasonの日記: CNOサイクル由来のニュートリノを初観測 4

日記 by phason

"Experimental evidence of neutrinos produced in the CNO fusion cycle in the Sun"
Borexino共同研究グループ, Nature, 587, 577-582 (2020).

14982029 comment

phasonのコメント: 分野にもよるのでは (スコア 1) 2

by phason (#3920742) ネタ元: 日本学術会議の話

>「日本語で修士論文を書くなら、修士課程で終わりだね」と言われたものだ。

これに関しては,分野にもよるのでは.
理工系なら「英語で書けよ」とは思いますが,それ以外の分野だと日本語での業績のみが悪いとは限りませんし.

14961651 journal
日記

phasonの日記: ようやく実現した室温超伝導 6

日記 by phason

"Room temperature superconductivity in a carbonaceous sulfur hydride"
E. Snider et al., Nature, 586, 373-377 (2020).

14960404 comment

phasonのコメント: インストール可能台数が多い (スコア 1) 5

by phason (#3906186) ネタ元: Microsoft365 Personalのメリットって何?

うちでの最大の利点はインストール可能台数の多さ(今は無制限でしたっけ)でしょうか.
使用者が1人であれば何台にでもインストールできるんで(同時使用は5台?),結構な台数もっていて全てに入れておきたいようなときには便利.

14293485 journal
日記

phasonの日記: 空気の上に浮かせた重い液体中での下向きの浮力

日記 by phason

Floating under a levitating liquid
B. Apffel, F. Novkoski, A. Eddi and E. Fort, Nature, 585, 48-52 (2020).

流体の運動は,それを表す基礎方程式から原理的には(極端な条件下を除いて)解くことが可能ではある.ただその式は(一部の単純な条件下を除いて)解析的な解をもたず,しかも場合によっては計算量も非常に大きくなることからさまざまな計算法・近似方が研究されている.特に粘性が大きかったり圧縮が可能な流体がさまざまな境界条件のもとでどのような運動をするのかに関してはまだまだ未発見の現象が隠れており,現在でもいろいろと面白い現象が見つかっている.今回はそんな,流体での面白い現象の紹介である.

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物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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